Rotax Max Challenge

 Sporting Regulations 2024
Ver2024.04.04


以下は、RMC国際レースレギュレーションを翻訳したものです。
国内レースにおいては、異なる部分があります、ご注意下さい。
不明な点は、各開催コース又は、(株)栄光にお問い合わせ下さい。
開催シリーズによって細部が違うこともあります、事前に主催者にお問い合わせください。
ピンクの文字の部分が2024年版追加修正された箇所です。
お知らせ等で指示されない限り
2024/1/1以降適用となります

1. 前文
BRP-ROTAX GmbH&Co.KG Rotaxstr.1, 4623 Gunskirchen, Austria とその公認代理店は、ROTAX MOJO MAX Challenge Grand Final(RMCGF)や、International ROTAX MOJO MAX Challenge (IRMCE)、それと各国のROTAX MOJO MAX Challenge(RMC)を組織します。

ROTAX MAX Challengeプログラムの概念とRMCGFの選抜の基礎となる各国のRMCシリーズに関して説明します。

すべての当事者(FIA、CIK-FIA、ASN、主催者、参加者およびサーキット)は、競技イベントの規則を適用し、遵守することを約束します。

国際RMCは、RMC Series Sporting Regulations、RMC Technical Regulations、International Sporting Code (FIA-CIK International Sporting Code)及びその付則、Karting Technical Regulations(FIA-CIK Technical Regulations)及びその付則、その他の国際競技ルール(FIA-CIK General Prescriptions)、各国公認団体が提示した競技ルールに則って執り行なわれます

RMC Sporting Regulation、RMC Technical Regulationsの変更や免除は、CIK-FIAや各国公認団体の同意を受けた上でBRP-ROTAXの公式な通知を必要とします。

明確に承認されていないものは、全て禁止です。



2. レギュレーション
大会は以下のルールに従います:
・FIA International Sporting Code とその附則
・FIA及びCIK-FIAの公式掲示
・CIK-FIA Technical Regulation
・CIK-FIA Karting Internationalイベント(4.1章 International Karting Regulation)に適用される一般的な規則
・Global Rotax Max Challenge Technical Regulation 2024
・Global Rotax Max Challenge Project E20 Technical Regulation 2024
・公式掲示
・Global Rotax Max Challenge Sporting Regulation 2024

2021RMCに参加するドライバー、エントラント、オフィシャルそれに関わる関係者は全員これらの規則書に目を通しておかなければなりま
せん。

その解釈に関して何らかの紛争が生じた場合は、RMC Global Sporting Regulationのスポーツ規則の英語バージョンが使用されます。
この文書の見出しは、参照のみを目的としており、これらのスポーツ規定の詳細ではありません。
ROTAXは、この規則を権利を留保しています。



3. カテゴリー、ライセンス、年齢制限、重量
3.1. カテゴリー
2024RMCは以下のカテゴリーを公式とします
・125 Micro MAX
・125 Mini MAX
・125 Junior MAX
・125 Senior MAX
・125 Senior MAX Masters
・125 MAX Lights
・125 DD2
・125 DD2 Masters
・Project E20 Senior
・Project E20 Junior


3.2. ライセンス
全てのライセンスは、CIK/FIAメンバーの各国競技団体から発行されたライセンスでなければなりません。
RMC大会には各国競技団体が要求するクラブライセンス又は、国内ライセンス又は、国際G,E,Fライセンスを持っていなければなりません。
国際RMCに参加するドライバーは、CIK-FIAに加盟している各国競技団体発行の参加カテゴリーに対応する国際G,E,Fライセンスと国際エントラントライセンスを持っていなければなりません。
注:ドライバーが未成年の場合は、自身がエントラントとなることは出来ません。

ドライバーは、母国のASNが発行したライセンス、母国以外のASNが発行したライセンスの場合は母国のASNからの許可を得たものを所有していなければなりません。


3.3. 年齢制限
Rotax Max Challenge 2024の各参加者は、国籍等に関係なく、ライセンスを発行したASNが属する国を代表しています。
これらの年齢制限とライセンスの種類を満たすすべてのドライバーは、RMCGF 2024 の資格を得るものとします。

125 Micro MAX
年齢制限:当該年末までに8歳になり、当該年末まで11歳でなければならない。

ライセンス:クラブライセンス、国内ライセンス


125 Mini MAX
年齢制限:当該年末までに10歳になり、当該年末まで13歳でなければならない。

ライセンス:クラブライセンス、国内ライセンス、
国際Gライセンス(各国統括団体による)


125 Junior MAX
年齢制限:当該年末までに12歳になり、当該年末まで14歳でなければならない
当該年中に15歳であってもCIK-FIAリストに記載され、CIK International Karting Licence 3.4.1章に従い国際Gライセンスを持っていれば参加可能

ライセンス
RMCイベント:クラブライセンス、国内ライセンス、国際Gライセンス
国際RMCイベント:国際Gライセンス、国際エントラントライセンス
注:ドライバーが未成年の場合は、自身がエントラントとなることは出来ません。


125 Senior MAX
年齢制限:当該年末までに※14歳にならなければならない

ライセンス
RMCイベント:クラブライセンス、国内ライセンス、国際F,Eライセンス
国際RMCイベント:国際F,Eライセンス、国際エントラントライセンス
※年度中にドライバーが14歳の場合、CIK International Karting Licence 3.4.2章に従い有効な国際Fライセンスを持っていれば参加可能
注:ドライバーが未成年の場合は、自身がエントラントとなることは出来ません。


125 MAX Masters
年齢制限:当該年末までに32歳にならなければならない

ライセンス
RMCイベント:クラブライセンス、国内ライセンス、国際Eライセンス
国際RMCイベント:国際Eライセンス、国際エントラントライセンス



125 MAX DD2
年齢制限:当該年末までに15歳にならなければならない

ライセンス
RMCイベント:クラブライセンス、国内ライセンス、国際Eライセンス
国際RMCイベント:国際Eライセンス、国際エントラントライセンス
注:ドライバーが未成年の場合は、自身がエントラントとなることは出来ません。



125 MAX DD2 Masters
年齢制限:当該年末までに32歳にならなければならない

ライセンス
RMCイベント:クラブライセンス、国内ライセンス、国際Eライセンス
国際RMCイベント:国際Eライセンス、国際エントラントライセンス


RMCGFに参加するドライバーは上記の年齢制限とライセンス規定に適合していなければなりません。
RMCGFに参加するドライバーは、国籍に関わらずライセンス発給国又は、選抜された国を代表する者とします。


Project E20 SENIOR
年齢制限:当該年末までに14歳でなければならない

ライセンス
RMCイベント:クラブライセンス、国内ライセンス、国際E,Fライセンス
国際RMCイベント:国際E,Fライセンス、国際エントラントライセンス
年度中にドライバーが14歳の場合、CIK International Karting Licence 3.4.2章に従い有効な国際Fライセンスを持っていれば参加可能
注:ドライバーが未成年の場合は、自身がエントラントとなることは出来ません。


Project E20 JUNIOR
年齢制限:当該年末までに12歳になり、当該年末まで15歳でなければならない

ライセンス
RMCイベント:クラブライセンス、国内ライセンス、国際Gライセンス、国際ライセンス
国際RMCイベント:国際Gライセンス、国際エントラントライセンス
注:ドライバーが未成年の場合は、自身がエントラントとなることは出来ません。




3.4. 年齢制限概容

Micro MAX Mini MAX Junior MAX Senior MAX MAX Masters DD2 DD2 Masters E20 SENIOR E20 JUNIOR Lights
国内(当該年度) 小学1年生~中学1年生 小学3年生~中学2年生 小学5年生~17歳 14歳~ 25歳~ 15歳~ サーキット指定
グランドファイナル 8歳~11歳 10歳~13歳 12歳~14歳(15)* (14)*15歳~ 15歳~ 32歳~ (14)*15歳~ 12歳~14歳(15)*
2013-2016年生まれ 2011-2014年生まれ (*2009)2010-2012年生まれ ~(*2010)2009年生まれ ~1992年生まれ ~2009年生まれ ~1992年生まれ ~(*2010)2009年生まれ (*2009)2010-2012年生まれ

*CIK International Karting Licence 3.4.1(.2)章に従い対応するライセンスを保持している場合


3.5. 最低重量
最低重量は、いかなる時もカートにドライバーとヘルメット、スーツ、グローブ等の必要安全装備を含んだ重量とします。

Micro MAX Mini MAX Junior MAX Senior MAX MAX Masters DD2 DD2 Masters E20 SENIOR E20 JUNIOR Lights
国内 105kg 115kg 145kg 160kg 165kg 170kg サーキット指定
グランドファイナル 105kg 115kg 145kg 162kg 175kg 180kg 220kg 200kg

*Project E20 SENIOR / JUNIOR
最大重量は、走行状態で225kgとします。
E20車体は、概算142kg、ドライバーと装備品合計の重量は83kg以下でなければなりません。



4. ドライバー資格
RMCGFのシートは、ROTAXにより授与されます。 ディストリビューターは付与されたシートを担当地域で分配します。 年毎に付与されるシートの数は変ります。
ROTAXは、ワイルドカードとドライバーパッケージを授与する権利を留保しています。
ROTAXは、正当なる理由を明示することなくエントリーを拒否する権利を有しております。
ROTAXは、RMCの規定で行なわれた国へ追加のドライバーを割り当てる準備があります。
RMCGFは、ROTAXにより招待される国際制限付きイベントです(FIA-CIK International Sporting Code)。
RMCGFの出場選手のカート/エンジン/タイヤ/燃料/エントリー料は、ROTAXとそのディストリビューターによって補助されます。
RMC Sporting Regulation及びRMC Technical Regulationに従い開催された国際RMC/国内RMCイベントより選抜されます。
ROTAX が選択したディストリビューターは、座席割り当てを利用して、忠実なROTAX 顧客を RMCGFに参加するよう指名することができます。
ROTAXは、E20イベント参加者を管理する権利を留保します。



5. RMCGFの選抜
Micro MAX、Mini MAX、Junior MAX、Senior MAX、MAX Masters、DD2、DD2 Masters: ROTAXが指定した各国RMCにおけるクラスチャンピオン/上位ドライバー。
国際RMCにおいて選抜されたドライバー、選抜人数はそれぞれのシリーズのレギュレーションに記載。
E20 RMCGF チケットは、イベント固有の規定に定義されているとおり、E20 イベントまたはチャンピオンシップのチャンピオンに授与されます。賞品は譲渡できません。

DD2 Masters: ROTAXが指定した各国RMCにおけるDD2/SeniorMAXクラス最上位のMasters 又はMastersクラスのチャンピオン。
国際RMCにおいて選抜されたドライバー。 選抜人数はそれぞれのシリーズのレギュレーションに記載。

ROTAXは、いつでも、すべてのクラスのドライバーにワイルドカードとドライバーパッケージを提供する権利を留保します。

RMCGF出場の資格を得るためには、ドライバーは、RMCシリーズの最初から最後のラウンドに当該国のライセンスを保持している必要があります。
ドライバーは、最初のラウンドが完了した後、別の地域で RMCGF出場資格を得るためにライセンスを変更することはできません。

ドライバーが規則を尊重していない場合、ROTAXはRMCGFへの参加を拒否する権利を留保します。

ディストリビュータは、RMCGFの待機リストに次点のドライバーを指定できます。
正式な登録が完了するまで、選抜ドライバーが会場 に到着しない場合、Rotaxは大会に参加するために待機リストの上位から代りのドライバーを追加する権利を留保します。
このルールは、RMCGFの正式なnon-qualifing practiceが開始されるまで適用されます。

ROTAXは、Project E20イベント参加者選抜を管理する権利を留保します。

いかなる状況であっても、正式な登録が完了するまで資格のあるドライバーが RMCGF に到着しない場合、Rotax はイベントに参加する待機リストの先頭から代わりのドライバーを追加する権利を留保します。



6. その他のルール
ドライバーが同じシーズンの国内、国際参加型国内、コンチネンタル(ゾーン)、または国際 RMC シリーズ/イベントの資格を取得している場合、よりランクの高いシリーズ/イベントでの資格が RMCGF 2024 への出場資格として優先されます。
ドライバーが同じランキングの 2 つのイベントで資格を獲得した場合、ドライバーは獲得した最初のチケット (最終レース日によって定義される) を受け取らなければなりません。
ドライバーが下位ランキングのイベントで 2番目のチケットを獲得した場合、またはドライバーがチケットを返却した場合、当該シリーズ/イベントの次の順位のドライバーが RMCGF への出場資格を獲得します。


レース/シリーズの順位は、
1. International event
2. Continental (ZONE)
3. National with International participants*
4. National events

*国際的な参加を伴う国内イベントには、
ROTAX からの事前承認が必要です。

ドライバーまたはディストリビューターは、RMCGFのエントリーに使用するチケットを独断で決定できません。


次のイベントのステータスは「インターナショナル」に分類されます
1. ROTAX MAX Challenge EURO Trophy
2. ROTAX MAX Challenge ASIA Trophy / Festival
3. ROTAX MAX Challenge International Trophy
4. All events listed on the CIK FIA International Sporting Calendar

"International"格式のイベントは、CIK-FIA International Sporting Calender に、"Continental"格式のイベントは、CIK-FIA Zone Calender に記載されているものだけとします。

ドライバーが2つ以上のカテゴリーで出場権を得た場合、より上位のカテゴリーにのみ出場できます。
RMCGFにおいて2つ以上のクラスに同時に参加することはできません。
カテゴリーの順位は、
1. DD2・DD2Masters(ドライバーの年齢による)
2. Senior MAX・MAX Masters(ドライバーの年齢による)
3. Junior MAX
4. Mini MAX
5. Micro MAX


これ以外のケースで2つ以上の出場権取得における、競技者達の策略を排除するため優先順位の最終決定は、ROTAXによって行なわれます。
注:RMCGFチケットは世界中のRMCイベントでの褒賞として与えられるものなので、チケットを売買することは固く禁じられます。

ドライバーが上記のカテゴリーのいずれかのRMCGFおよびE20でチケットを獲得した場合、
ドライバーは、ROTAXに電子メールで通知する必要があります。
この電子メールがROTAXによって受信され、受け入れられると、決定は最終的なものであり、元に戻すことはできません。



7. 一般的な約束
特別な追加規則は、国際/国内カレンダー上のRMCGFに関するものとしてCIK-FIA/各国ASNに承認されなければなりません。 CIK-FIA/各国ASNの承認があった時のみ、その規則は効力を発します。

RMC
2024規則は、英語版を原則として、他の言語に翻訳可能です。

シリーズを構成する正当な関連企業名/組織名/商標は、ROTAXによって独占的に管理されます。 ROTAXとの契約に記載がなければ、オーガナイザー/オーガナイザーのグループは、商業団体/企業から直接/間接的にスポンサー/金銭的補助をシリーズが受けていると言ったことを記載したり/信じ込ませたりしてはなりません。。

ROTAXのみが、CIK-FIA/各国ASNとの合意のもとこれらのSporting Regulationsを提示する権利を与えられています。

許可されていないものは、全て禁止です。



8. 一般的な条項
全ての人が、Code/Technical Regulation/Sporting Regulationsの条項を遵守するよう関心を持つようにすることはエントラントの責務です。
もしエントラントがイベントに出席できない場合は、書面でその代理人を指名しなければなりません。

イベントのいかなる時点においても、カートを委託されている人はエントラントと共同で義務を負いまた責務を遵守しなければなりません。

エントラントは、イベント終了までカートが安全で調和のとれた状態を保つことを請け負わなければなりません。

車検時の車検官からの指示は絶対的に従わなければなりません。

エントラント/ドライバー/アシスタント/ゲストはいかなる時も配布されたクレデンシャルを身につけていなければなりません。



9. ゼッケンとドライバーネーム
ゼッケンは、FIA-CIK Technical Regulation、国内レースの場合は各国ASNの規定に従わなければなりません。

ドライバーの名前と国籍は、FIA技術規則の第2.24条に従い、側面のボディワークの両側に表示され、はっきりと判読できるものでなければなりません。
RMCGFでは、レーススーツの背中の上部、および各脚に大きな文字で表示する必要があります。

ドライバー国籍を示す国旗は、ライセンス発給国とします。

すべてのカートには、常に4つのゼッケン(カートの背面に1つ、前面に1つ、両側に1つ)が表示されている必要があります。
ドライバーは、カートにすべてのゼッケンが良好な状態でなければ、サービスパークに入ることができません。

それぞれのクラスのゼッケンは、
Micro : 1~99
Mini : 101~199
Junior : 201~299
Senior : 301~399
DD2 : 401~499
DD2 Masters : 501~599
E20 JUNIOR: 601~699
E20 SENIOR : 701~799
E20 Masters : 801~899
MAX Masters : 901~999


10. オフィシャル
オフィシャル名はSupplementary Regulationに記載されます。
コース長、レースディレクター、車検長、計時長、審査員は、Sporting Checksが開始する少なくとも1時間前には、イベント会場にいなければなりません。



11. 適切なカートと装備
RMCレースでは、それぞれのROTAXエンジンに適したRMC Global Technical Regulationに適合したカートを使用します。
同様にProject E20に適したRMC Global Project E20 Technical Regulationに適合したカートを使用します
RMCレースにおいてドライバーはその装備品に関してRMC Global Technical Regulation及びRMC Global Project E20 Technical Regulationに適しているか検査を受ける必要があります。

シャーシ

シャーシは、RMC Global Technical Regulation及びRMC Global Project E20 Technical Regulationの補足規則に適合していなければなりません。
大会中、アクシデントによる場合のみ車検長の承認を得ることで1回のみシャーシ(フレーム)を交換することが出来ます。
交換するシャーシ(フレーム)は、同じメーカーの同じモデルのみとします。
Project E20に関しては、レースマネージャーが車体全て又は部品交換を許可します。


11.1. エンジン/電気パワートレイン
エンジンとその付属品は、RMC Global Technical Regulationに適合しているものでなければなりません。
Project E20のパワートレインとその付属品は、RMC Global Project E20 Technical Regulationに適合しているものでなければなりません。


11.2. ブレーキ
ブレーキはCIK-FIAによって公認されなければなりません。 ブレーキは油圧式でなければなりません。
ブレーキ制御[ペダルとポンプ間のリンク]はダブルにする必要があり、常にホモロゲーションに準拠している必要があります。 (CIK Bulletin 53_RT_BRAKES 2020年4月に指定)
手動フロントブレーキの使用は禁止されています。


11.3. 安全装備品
ヘルメット、グローブ、リブプロテクター、シューズ、レーススーツは、FIA-CIK Technical Regulation7章に適合していなければなりません。
FIA標準8870-2018に準拠したドライバーの身長に応じた適切なサイズのカートボディプロテクションの使用が、すべての国際カートイベントのすべてのドライバーに義務付けられます。


11.4. タイヤ
RMC Global Technical Regulationに記載してあるタイヤがRMCレースで使用出来る唯一のタイヤです。
Project E20のタイヤは、RMC Global Project E20 Technical Regulationに記載されています。


11.5. 燃料
RMC Global Technical Regulationに記載してある燃料がRMCレースで使用出来る燃料です。
2ストロークオイルのブランド/タイプは、RMC Global Technical Regulationに記載してあります。


11.6. ギア/スプロケット
※下記規定は国際レースのみ適用されます、国内レースに関しては弊社またはオーガナイザーにお問い合わせください。

固定:
MICRO MAX:14T x 72T

MINI MAX:13T x 80T


11.7 排気/消音マット
すべての国内イベント、国際参加を伴う国内イベント、ゾーン、または国際 RMC イベントに有効
a) 各参加者は、登録時に新しい消音マットを購入する必要があります(バウチャー システム)。車検の際、すべての参加者は、取り外して分解された(消音マットなしの)排気管を車検官に提出する必要があります。
マフラーはきれいでなければなりません。
b) マフラーは組み立て前に RMC グローバル技術規則に従って技術検査員によって検査されます。
c) マフラーには、新しい消音マットを、技術車検員の立会いの下で取り付ける必要があります。
d) 消音マットが取り付けられると、技術検査員によってマフラーがバーコードシールで密閉されます。 また、ドライバーのレースナンバーがマフラーに刻印されます。
このマフラーは、イベント終了までドライバーが使用できる唯一のマフラーです。
* イベント中にマフラーが損傷した場合、主任車検官の判断により、ドライバーは交換用マフラーに交換し、パルクフェルメエリアを出る前に上記のステップ A、B、C、D を繰り返すことができます。
交換用マフラーを使用する前に、損傷したマフラーからシールを取り外し、RMC グローバル技術規則に従ってマフラーを検査した後、使用できるようになります。



11.8. トランスポンダー
ドライバー/エントラントは、自身のトランスポンダーを保持しておかなければならず、コース上で機能するのか充電してあるのかの対応は全て自身の責任となります。
最初の公式練習から決勝まで恒にトランスポンダーを使用しなければなりません。 トランスポンダーを適切な位置に取付けるのはドライバー/エントラントの責務です。
トランスポンダーは、シートの後方に取付けられ地面から40cm以下の位置でなければなりません。
審査員の許可で車検長の指導の下、一人又は全員のトランスポンダーの位置を変更することがあります。
E20 の場合、トランスポンダーは、図に従って ALU ホルダーを使用してカートの背面に固定する必要があります。


11.9. オンボードカメラ
オーガナイザーは、カートにオンボードカメラを取付ける権利を有しております。
選ばれたドライバーは、補足規則に従ってオンボードカメラを取付けなければなりません。
オンボードカメラの重量は、車両重量の一部として扱います。
ドライバーは、オンボードカメラの取付を拒否することは出来ません。




12. Sporting Checkと車検
a) 
補足規則によって定められた日時と場所において行なわれる最初の車検とSporting Checkの時、ドライバー/エントラントは、全ての必要書類と情報をそろえていなくてはなりません。

b) 審査員により特別な事情により出席できないと認められない限り、時間を守れなかったドライバーとエントラントは、イベントへの参加を許可されません。

c) カートの責を負うエントラント/ドライバー/その他の人は、開催国ASNによって事前に承認された書類や免責書類にサインする必要があります。

d) コース長や医療長は、イベント中のいかなる時もドライバーに医療チェックを受けさせることができます。

e) 全てのカートは、ASN/CIK Technical Regulation及びRMC Global Technical Regulationに従って車検官によってチェックされます。
安全上問題があったり、可能性があったり、事故を起こすの可能性があるような改造や取付が行なわれているカートは、再車検を受ける必要があります。

f) イベント中いかなる時も、車検官は、
-カートの適正性とドライバーの装備をチェックできる。
-ルールに適合しているかを確認するためエントラントにカートを分解させることができる。
-コース員は、事故に巻き込まれたカートの停止とチェックを要求する場合があります。

g) 検査及び精査は、サービスパークおよび/またはパルク・フェルメにおいて担当の責任者達によって単独で行われるものとする。

h) 審査委員は、全てのカートに関する車検官の調査結果を公表し、エントラントの要求があればその結果を掲示します。 これらの評決は、燃料検査を除いて図面/数値等は、含まれません。

i) 車検にゆだねられたカートは、絶対的に適合しているか考察されます。

j) ゼッケンと広告ステッカー類は、車検を受ける時に、カートに貼付けられていなくてはなりません。

k)  ドライバーは、車検で特定された後、その装備品を変更することは許されません。

l) 大会中、オーガナイザー/審査員は、全てのライセンスをチェックします。



13. ブリーフィング
ブリーフィングの会場は、補足規則に記載されます。

ブリーフィングの時間は、プラグラムに記載されています。
記載時間は、ブリーフィングの開始時刻でその時間には入口のドアが閉められます。
ブリーフィングは、公式予選又は最初の予選ヒートの前に行われます。

必要とあれば、追加のミーティングが開催されます。

ブリーフィングの時間と場所に関して問い合わせるのは、エントラント/ドライバーの責務です。 時間や詳細に関しては掲示板に提示されレースオフィスより入手できます。

関係するドライバー全員の参加は、義務であり、欠席することでペナルティがあったり大会からの除外の可能性もあります。
出席の確認は、電子的に行なわれます。

ブリーフィングを欠席したエントラント/ドライバーは、レースを続ける為には、Euro125.00以上の罰金を開催ASNに対して支払わなければなりません。

14. パルクフェルメ
a) 車両検査を行う権限を持ったオフィシャルのみがパルク フェルメに立ち入ることができます、入場資格があるオフィシャルの許可がない限り入場はできません。
b) チェッカーフラッグが表示されると(フィニッシュ)、フィニッシュラインとパルクフェルメ入口の間のエリアにはパルクフェルメ規定が適用されます。
c) パルク フェルメは十分な広さがあり、許可されていない人がアクセスできないように十分に隔離されている必要があります。




15. サービスパーク
サービスパークは、カート毎に1 人のドライバーと1 人のメカニックのみが、許可されたパスを持つ場合にのみ入場が許可されます。
いかなる液体(飲料用の透明なプラスチックボトルに入った水を除く)を持ったカート/人は「サービスパーク」に入場することはできません。



16. プレグリッド
a) レース時間の3分前にプレグリッドゲートが閉まります 。その時点でプリグリッド上に並んでいなかったカートは、レース管理者の裁量に委ねられた例外的な状況を除き、並ぶことを許可されません。
b) メカニックは直ちにプレグリッドを空けなければなりません。
c) プリグリッド上のカートはレースの準備ができていなければなりません。 プリグリッド上のカートに対するさらなる作業や調整 (タイヤ空気圧を除く) は固く禁じられています。
   – 工具不可 – タイヤ空気圧ゲージを除く
d) スタートに機械的な支援が必要なカートはグリッドの後方でスタートし、レース開始後それぞれのフォーメーションラップが経過するまで後方に留まらなければなりません。
e) プレグリッド上のカートはサービスパークに戻ることは禁止されています。
f) 計時予選(TT/QP)の「30 秒」の合図後にドライバーがアシスタントを要求した場合、2 つのベストラップは無効になります。




17. レースイベント
ROTAXは、以下のレースイベント様式を推奨します。
イベントは、少なくとも公式練習、公式予選、予選ヒート、決勝で構成される必要があります。


17.1. 公式練習(Non-qualifying practice):
サービスパークとコース上で適用される規律と安全対策は、予選ヒートと最終ヒートに適用されるものと同じです。
大会のスケジュールに各クラスの公式練習を必ず入れなければなりません。
参加するドライバーは、スポーツチェックと車検をパスしていなければなりません。
少なくとも 1 回の公式練習に参加していないドライバーは、レースを開始することはできません。
ドライバーは、奇数/偶数の2組に分かれます。
最初の公式練習からトランスポンダーの取付が必須となります。
公式練習の回数とその時間は、補足規則に記載されます。

コース長またはレースディレクターは、トラックのクリアランスまたはカートの撤去のために必要であると考える限り、何度でも練習を中断することができます。
さらに、スチュワードの意見では、停止がドライバーによって故意に引き起こされた場合、そのセッションで達成したタイムは取り消される可能性があり、他のプラクティスセッションへの参加が拒否される可能性があります。
フリープラクティスのみの場合、レースディレクターまたはコース長は、スチュワードの同意を得て、そのような中断の後、プラクティスセッションを再開しないことを決定することができます.
1 つまたは複数の練習セッションがそのような方法で中断された場合、この中断によってドライバーの結果に影響があってもそれに関する抗議は受け入れられません。


17.2. 公式予選(Qualifying practice):
ドライバーは、スポーツチェックと車検をパスしていなければなりません。
補足規定に指定されているすべての項目も公式予選の間クリアしていなければなりません。

それぞれのグループの最大出走台数は、36台となります。

予選プラクティスセッション中に完了するすべてのラップは、ドライバーのスタート位置を決定するために計時されます
トランスポンダーの使用は必須です。

公式予選が始まって3分以内にコースに入らなければなりません。 3分以内にコースに入れない場合そのドライバーは失格となります。

「プレグリッド」に配置されたカートは、レースの準備ができていなければなりません。
セッション中、ドライバーは選択したときにスタートします。プレグリッドの出口に引かれたラインを越えたドライバーはスタートしたとみなされ、状況に関係なくドライバーの計測が開始されます。
完全に1周したラップがカウントされます。
セッション中に記録されたベストラップが基準とされます。 同タイムの場合は、各ドライバーが記録した 2 番目に良いタイムによって決定されます。 さらに同タイムの場合も同様に次に良いタイムを比較します。

ドライバーの数が 30 人未満の場合は 1 つのグループで行われ、それ以外の場合は 2 つのグループ (グループ 1 とグループ 2) に分割されます。

予選の最終的な決定は次のようにされます。

a)グループが1つしかない場合:グリッドは、各ドライバーが記録した最も速いタイムの順に決定されます。

b)グループが2つある場合:1位は両グループ合せて最速タイムのドライバー、2位は別グループの最速ドライバー、3位は最速グループの2位のドライバー、4位は別グループの2位のドライバー、
最速グループ3位のドライバーが5位というように続きます。

c)グループが3つある場合:1位は最速タイムのドライバー(全体最速タイム)、2位は2位グループの最速ドライバー、3位は3位グループの最速ドライバー、4位は1位グループの2番目のドライバー、5位は2位グループの2番目のドライバー。
-そして、さらにグループがあれば、同じ原則に従って行ないます。

タイムが記録されなかったドライバーはグリッドの最後からスタートします。 複数のドライバーがそのような状況にある場合、彼らのスタート位置は抽選によって決定されるものとします。
スタートエリアの出口に引かれたラインを越えたドライバーを手伝うことはできません。 DNSに分類されたドライバーは、EXCに分類されたドライバーの前の順番となります。
ドライバーが「リペアエリア」または「フィニッシュパーク」に停車した場合、それが最終的なものになり、再スタートすることは許可されません。



17.3. スタート順:
FIA-CIK 国際スポーツ規約、CIK-FIA 一般規定第 2.19 条
最終予選セッションの終わりに、資格のあるドライバーのリストとスターティング グリッドが公式に公開されます。
これらのドライバーのみが、予選ヒート、スーパーヒート、プレファイナル、最終フェーズへの参加を許可されます。
なんらかの理由でカートがスタートできない参加者、または自分のカートがスタートする準備ができていないと信じる正当な理由がある参加者は、
すぐにコース長またはレースディレクターに連絡して、担当のオフィシャルに「プレグリッド」を通知する必要があります。
グリッドは、予選セッションを考慮して、各ドライバーが達成した最速タイムに従って作成されます。
1人または複数のドライバーが同時にタイムを達成した場合、同点は 2 番目に良いタイムに基づいて決定されます。
各グリッドのポールポジション ドライバーは、「プレグリッド」に到達したらすぐにコース長またはレースディレクターに助言することを条件に、ポールポジション(トラックの左側または右側)を選択できます。
この選択は、最初のグリッドのみが変更され、他のグリッドは除外されます。
これを行わない場合は、各グリッドのポールポジションのドライバーは、競技会の補足規則で指定されたグリッド位置から、または新しいサーキットの場合は CIK-FIA によって指定されたグリッド位置又はイベント附則に定める位置からレースを開始します。

公式タイムテーブルに記載されている通りに、サービスパークからプレグリッドエリアへのアクセスは終了します。
その時点で「プレグリッド」の位置にいないカートは、審査委員会の承認に委ねられた例外的な状況を除いて、グリッドに付くことが許可されないものとします。
制限時間内にカートを伴ってグリッドにいるドライバーは、スタートするものと見なされます。

プリグリッドに置かれたカートはレースの準備ができていなければなりません。
タイヤ空気圧を除き、プリグリッド上のカート上でいかなる作業、調整、セットアップを行うことも固く禁じられています。
タイヤ空気圧は、ドライバーまたはそのメカニックがタイヤ空気圧系を使用して調整できます。
「3 分」のボードが表示され、警告音が発せられたら、タイヤ空気圧調整は遅滞なく停止しなければなりません。
この時点でメカニックは直ちにプレグリッドエリアから離れなければなりません。

コース管理者の判断に委ねられた例外的な状況を除き、集合エリアのカートをサービスパークに戻すことは禁止されています。組立エリアへの2セット目のタイヤの持ち込みは禁止されています

メカニックは、レース開始予定時刻の 3 分前に「プレグリッド」エリアを空ける必要があります。
ドライバーが緑旗および/またはライトの表示後に「プレグリッド」エリアからスタートできない場合、およびメカニックの助けを要求し、マーシャルの命令がある場合にのみ「プレグリッド」エリアを離れることが許可され、
スタート/フィニッシュラインでスタートが開始された後、フォーメーションの最後尾からスタートすることになります。
これらの指示を遵守しないドライバーには、追加のチャンスは与えられません。
制限時間内にカートを持ってグリッド上にいたドライバーはスターターとみなされます。


17.4. コース上でのグリッド手順:
競技会のタイムスケジュールにしたがって、カートをトラックのグリッドに配置する必要があります。

公式スケジュールに記載の通り、サービスパークから「プレグリッド」エリアへのアクセスは終了となります。
その時点でプリグリッド上にないカートは、コース管理者の判断に委ねられた例外的な状況を除き、プリグリッド上に置くことを許可されません。
プリグリッドに配置された(トロリー上の)カートはレースの準備ができていなければなりません。
タイヤ空気圧を除き、カート上でいかなる作業、調整、セットアップを行うことも固く禁じられています。
タイヤ空気圧は、ドライバーまたはそのメカニックがタイヤ空気圧力計を使用して調整できます。
ゲート(サービスパークから「プレグリッド」エリアへ)が閉まると、各ドライバーはカートをトロリーに乗せ、「A」メカニックに押されてプレグリッドエリアを離れ、レースのスターティンググリッドの位置に就きます。
この時点から、カートはレースの準備ができていなければなりません。カート上でのそれ以上の作業、調整、および/またはセットアップ (タイヤ空気圧を除く) は固く禁止されています。
タイヤ空気圧の調整は、ボードが「3 分」経過した後、警告音が鳴った後、遅滞なく中止しなければなりません。
この時点でメカニックはすぐにグリッドから離れなければなりません。

「3 分」ボードが表示され、「CLEAR THE TRACK」ボードが表示されたら、すべてのカートの準備が整い、コース上に置かれなければなりません。
この時点で、メカニックはカートトローリーを持ってメカニックエリアに向かうためグリッドを離れます。
「3 分」のボードが表示されると、インタビューは行われなくなります。
ドライバーとオフィシャルを除く全員がグリッドから離れなければなりません。

「30 秒」ボード: このボードの 30 秒後、カートがスターティング グリッドの順序を守り、CIKルール に従ってフォーメーション ラップを開始する必要があることを示す緑の旗がグリッドの先頭に表示されます。

「30 秒」の合図後にドライバーが助けを必要とする場合は、マーシャルにその旨を伝えなければなりません。
他のカートがグリッドから離れると、カートは「リペアエリア」に移動して、メカニックが作業を行うことができます。
この場合、黄色の旗を掲げたマーシャルが当該カートの横に立ち、フォーメーションラップ中のドライバーに警告します。
マーシャルは、フォーメーションラップの開始後にグリッドに残っているカートを直ちに「リペアエリア」に移動するよう指示されます。
ドライバーがメカニックの助けの後に「リペアエリア」からスタートする場合、マーシャルの命令がある場合にのみその許可が与えられ、ドライバーの数に関係なくフォーメーションの最後尾からスタートすることになります。


17.5 開始手順
スタート合図はライトで行う必要があります。
スタンディングスタートのみとなるE20を除き、すべてのカテゴリーでローリングスタートが行われます。
CIK-FIA一般規則の「クラッチ付き、ギアボックスなしカートのローリングスタート」の規定が適用されます。
グリッドは 2 列のカートで構成されます。
スタートラインまでの110メートルにわたって、白線で縁取られた幅2メートルの2つのレーンが描かれます。
スタートラインの 25 メートル前に黄色の線を引くものとします。
ドライバーは再始動のみが可能であり、助けは許可されません。
制限時間内にカートを持ってグリッド上にいたドライバーはスターターとみなされます。
コース管理者がカートがスタートできることを緑の旗で示すとすぐに、ドライバーは「コース管理者の命令に従って」おり、外部からの援助は受けられなくなります。
カートが正常に作動するまでにコース係員の命令に従わなかったドライバーは、コース係員またはコース責任者の命令があった場合にのみプレグリッドから離れることが許可されます。

すべてのカテゴリーのフォーメーションラップ数はブリーフィングで定義されます。
ブリーフィングでの指示によると、カートはスタート前に約 1 回のフォーメーション ラップを走行します。
他のドライバーを追い抜くことは禁止されています、スチュワードによるペナルティ (10 秒またはヒート失格) を裁定される場合があります。
ドライバーがフォーメーションラップ中に何らかの理由で停止した場合、全車から追い抜かれる前に再スタートを試みることは許可されません。
彼は再び隊列の最後尾からスタートすることになります。先頭のドライバーに追い抜かれることを期待して先頭付近でスタートしようとした場合、黒旗が提示され、そのレースから除外されることになります。

遅れたドライバーは、この操作が他のドライバーを妨げない場合に限り、また、いかなる場合でも、トラック上にあるレッドラインに到達する前にのみ、元のグリッドの位置に帰ることができます。
ブリーフィング時に、レースディレクターまたはコース係員にタイミイングループの位置が指示されます。
スタート位置を取り戻すためにレース中に使用するコース以外のコースを使用することは禁止されています。

他のドライバーのミスの結果、ドライバーが動けなくなったと判断された場合、コース事務官またはレースディレクターはフォーメーションラップを中止し元のグリッドに基づいてスタート手順を再開するか、
自分の位置を取り戻すため妨げられたドライバーにスタート手順を開始させることができます。

フォーメーションラップ(補足規定で規定される数値)の終わりに、ドライバーは2列に並んでスタートラインに向かって減速した一定の速度で前進し、各列はトラック上にマークされたレーン内にとどまるものとします。
車線を横切ったドライバーは、部分的に車線を横切った場合は 3 秒、通路を完全に外に出た場合は 10 秒のタイムペナルティに基づいて審査委員会によって制裁を受ける可能性があります。
カートが近づくと赤いライトが点灯します。 赤信号が消えるまでカートは加速してはなりません カートはスタートの合図があるまでその位置を維持しなければなりません。
コースの係員がフォーメーションに満足したら、赤信号を消してスタートを告げます。手順に満足できない場合は、オレンジ色のライトが点灯します。これは、追加のフォーメーション ラップを走行する必要があることを意味します。
フォーメーションラップ中にドライバーのエンジンが停止した場合、その回復作業を実行するよう指名された役員またはメカニックは、隊列全体から追い越され次第、ドライバーを助けることができます。
その後、彼は隊列の最後尾に再び加わることができますが、グリッドの位置を取り戻そうとすることはできません。
カートを始動できない場合は、カートをトラックから安全な場所に移動する必要があります。
同様に、ドライバーが停止せずに隊列全体から後退した場合、スタート時は後方に留まらなければならず、ポジションを回復しようとしてはなりません。
フォーメーションラップ中に不正スタートが繰り返された場合やインシデントが発生した場合、事実判断を行うコース長は赤旗によりスタート手順を中止し、スチュワードに通知します。
FIA-CIK 一般規定に従って、違反ドライバーにペナルティを課す権利があります。
状況に応じて、新しい手順が直ちに開始されるか、30 分以内に開始されます。
スターティンググリッドは最初の手順と同じになります。
手順が停止される前にスタートエリアまたはリペアエリアにいたすべてのドライバーは、新しいフォーメーションラップの開始を許可されます。

スタートをジャンプしたり遅らせようとしたり、消灯前にカートがレーンから逸脱したりする試みは、FIA 一般規定に従って罰せられるものとします。
ジャンプスタートは、ドライバーがレース開始時に規定のグリッド位置よりも前でスタートラインを通過した場合に行われたものとみなされます。
これは計時システムによって判断し、ジャンプスタートが行われたかどうかは公式タイムキーパーによって記録/報告されます。 このペナルティはFIA-CIKの一般規定を参照しています。

スタートするとすぐにレース条件が適用され、トラック上のカートの位置に関係なく、安全な場所に避難する場合を除き、いかなる援助も禁止されます。

スチュワードは、決定を下すのに役立つ可能性のあるビデオまたは電子システムを使用することができます。
スチュワードの決定は、事実の検証によって優先する場合があります。
スタート手順に関する規約またはスポーツ規則の規定に違反した場合、カートおよび当該ドライバーがイベントから除外される場合があります。

E20 スタンディングスタート:
スタート合図はライトまたは旗によって行われます。

スタートは《スタンディング》タイプとなります。 FIA カート一般規定の「クラッチ付きカートおよびギアボックス付きカートのスタンディングスタート」の規定が適用されます。グリッドは 2 列のカートで構成されます。

フォーメーションラップの終わりに、ドライバーはスタートポジションに就き、コースクラーク、その代理、またはレースディレクターがスタートラインに立ち、赤旗を掲げます。
最後のカートがグリッド上の位置に着くまで、すべてのライトはオフのままになります。

すべてのカートがグリッド上で動かなくなった時、マーシャルはグリッドの端に緑色の旗を表示します。
コース事務官、その代理またはレースディレクター、およびマーシャルは一緒にコースから避難し、ドライバーはコース事務官またはレースディレクターの命令に従います。
コース管理者またはレースディレクターは、4 つの赤信号の自動スイッチング シーケンスを開始します (4 秒間続きます)。
スタートは、コース事務官またはレースディレクターが 2 秒以内に手動で赤色灯を消灯した時点とみなします。
複合グリッド(E20ジュニア、E20シニア/E20マスター)の場合、スタートに国旗の意味を持たせることも可能です。

スタート手順中のカートの動き(赤信号が点灯している間の動き)は、不正スタートと判断され、最低 5 秒のペナルティが科せられます。

手順に満足できない場合は、オレンジ色のライトが点灯します。
これは、追加のフォーメーション ラップをカバーする必要があることを意味します。
ドライバーがスタートできない場合は、カートに留まり、腕を上げてこの状況を知らせる必要があります。
この場合、追加のフォーメーション ラップが認められる場合があります。
スタートできなかったドライバーはカートから降りて、隊列全体がドライバーを追い抜いた後にのみ、自分の手段で再スタートすることができます。
彼らはフォーメーション内で元の位置に戻ることは認められず、フォーメーションの最後尾からスタートすることになる。
空いたままの場所に他のドライバーが位置することは許可されません。
ドライバーは、E20ジュニアカテゴリーのスタートが許可された後にのみコースに戻ることができます。

フォーメーションラップ中にスタートシミュレーションを練習することは禁止されています。
スタート手順を中断する必要がある場合、コース事務官またはレースディレクターは赤旗を振ってドライバーにカートのスイッチを切る必要があることを示します。

ドライバーは再始動のみが可能であり、支援は提供されません。 (E20 Rotax トラック安全チームの公式メンバーを除く)。
制限時間内にカートを持ってグリッド上にいたドライバーはスターターとみなされます。

ドライバーの数に応じて、E20 ジュニアおよび E20 シニア/E20 マスターズ カテゴリーは 2 つの異なるフェーズでスタートすることができます (同じスターティング グリッド上): 最初のスタートは E20 シニア/E20 マスターズ カテゴリーのみで、15 ~ 25 秒かかります。その後、E20ジュニアカテゴリーのスタートとなります。

追加のフォーメーションラップは禁止されており、スタート手順中のカートの動き(赤ライトが点灯している間の動き)は不正スタートとみなされ、最低 5 秒のペナルティが科せられます。

順位を取り戻すため、レース中に使用したコース以外のコースを使用することは禁止されます。遅れたドライバーには、赤のスタートライトが点灯するまでグリッドの位置に戻ることが可能です。

スタートが与えられるとすぐにレース条件が適用され、トラック上のカートの位置に関係なく、安全な場所に駐車する場合を除き、いかなる援助も禁止されます。

スタート延期
コース係員が安全上の理由からスタートを遅らせる必要があると判断した場合は、以下の手順で行われます。
a) 変更が可能な時間が与えられます。
b) この時間を超えたエントリー者/ドライバーはレースに参加することはできません。
c) タイヤ交換による場合: - 後輪と前輪の幅は調整できますが、CIK-FIA 技術規則に準拠する必要があります。 - その他の修正や変更は許可されません。

レースの停止/再開
レースの続行が危険になった場合に使用される手順は、CIK-FIA 一般規定に従ってレースの一時停止と再開となります。
第 2.20 条 c、第 2.21 条および第 2.22 条 レースは、一般規定第 2.21 条に従って赤旗提示により中断され、必要に応じて、一般規定第 2.20 条 c および第 2.21 条に従って「スロー」プロセスで再開されます。
注記
サービスパークではリザーブカートの使用は禁止されています。

レースの順位は再開レース終了時のチェッカーフラッグ提示時の着順となります。
事故によりサーキットがクローズになった場合、または天候やその他の状況により続行が危険になった場合、コース管理者はスタート/フィニッシュラインに赤旗を掲示するよう命令するものとします。
同時に、赤旗が設置されているポストに赤旗が掲示されます。
レースまたは練習を中止する決定は、コース管理者 (または、コース管理者が退場しなければならない場合は、その代理者) のみが行うことができます。
レースを中止する合図が出た場合:
ケース A: 練習中、すべてのカートは直ちに速度を落とし、ゆっくりと「フィニッシュ」サービスパークに戻り、トラック上に放棄されたすべてのカートは撤去されます。

ケース B: 予選ヒート中、以下のことを考慮して、すべてのカートは直ちに速度を落とし、「フィニッシュ」サービスパークの入り口に向かうか、ブリーフィング中に指定された場所に停止します。
- レースの順位は、停止の合図がなされる前のラップ終了時点での順位となります
- カートまたは救助車両がコース上にある場合があります
- 事故によりサーキットが完全に封鎖される場合があります
- 気象条件により、サーキットでの高速走行が不可能になった可能性があります。
従うべき手順は、停止の合図が出るまでにレースリーダーが完了した周回数に応じて異なります。
- レースで予定されている距離の 75% 未満 (周回数の最も近い整数に切り上げ)。 レースが再開できる場合には、FIA-CIK 一般規定の条項が適用される。
- レース予定距離の 75% 以上(周回数の最も近い整数に切り上げ)。 カートはパルクフェルメに直接誘導され、停止の合図が行われる前の周回終了時に先頭のカートがラインを横切った時点でレースは終了したものとみなされます。

ケース C: 最終フェーズのレース中、以下の点を考慮して、すべてのカートは直ちに速度を落とし、「フィニッシュ」サービスパークの入り口に向かうか、ブリーフィング中に指定された場所に停止します。
- レースの順位は、レース中止の合図がなされる前のラップ終了時点での順位となります。
- カートまたは救助車両がコース上にある可能性があります
- 事故によりコースが完全にブロックされる可能性があります
- 気象条件により、レーシングスピードでサーキットを走行することが不可能になった可能性があります。
従うべき手順は、レース終了の合図が出るまでにレースリーダーが完了した周回数に応じて異なります。
a) 2周未満。ポイントは付与されません。レースが再開できる場合には、CIK-FIA 一般規定の条項が適用される。
b) 2 周を超えますが、レースで予定されている距離の 75% 未満です (周数の小数点以下は切り上げます)。レースが再開できる場合には、CIK-FIA 一般規定の条項が適用される。それが不可能な場合は、半分のポイントが付与されます。
c) レース距離の 75% 以上 (ラップ数の小数点以下を切り上げ)。カートはパークフェルメに直接誘導され、停止の合図が行われる前の周回終了時に先頭のカートがラインを横切った時点でレースは終了したものとみなされます。全額ポイントが付与されます。

レースの再開(予選ヒートまたは決勝レース)
a) カートの作業は修理エリアでのみ許可されます。カートに介入できるのは、ドライバー自身と、適切なパスの所有者であるドライバーに任命されたメカニックだけです。給油は禁止とされています。
すべてのカートは 3 分のボードで準備ができていなければなりません。
b) 一時停止の状況が発生した後は、遅延はできる限り短く保たれ、再開時間が判明次第、ドライバーに通知されます。いずれの場合も、少なくとも 10 分間の警告が与えられます。
ボードは再開の10分前、5分前、3分前、1分30秒前に提示されます。各信号には警告音が伴います。
c) レースまたはヒートは「SLOW」プロセスおよび第 2.20 条(CIK-FIA 一般規定)に従って再開されます。新しいレースの長さは、予定された周回数とカバーされる周回数の差に等しくなります。
レースが中止される前の周回終了時にフィニッシュラインを通過したドライバーと、赤旗が提示されたときにリペアエリアにいたドライバーは、新たなスタートが許可されます。
d) 再開スタート位置は、レースが中断された周回前の周の終了時点での順位によって決定されます。



17.6 「スロープロセス」でのレース再開
FIA 一般規定によりレースが中断された場合、再開手順は「SLOW」プロセスで行われます。
レースディレクターの命令により、ドライバーは ニュートラリゼーションを数周行った後に再スタートを開始します。
マーシャルのポストには、黄色の旗が静止した「SLOW」ボードが表示されます。
フォーメーションが満足のいくものである場合、レースディレクターまたはコース事務官はスタートラインで緑色の旗を振ってレースの再開を合図します。
カートがスタートラインを越えるまで追い越しは禁止されます。
スタートラインに近づくまでレースディレクターまたはコース事務官によって緑色の旗が振られ、ドライバーは黄色のラインを越えた後にのみ加速することができます。
その後、ポストにある黄色の旗と「SLOW」のボードは撤去され、緑色の旗が振られます。これらの旗は最大 1 周にわたって表示されます。



17.7 プラクティスやレースの中断
事故によりサーキットが封鎖されたり、天候やその他の状況により続行が危険になったりしたために練習やレースを中断する必要が生じた場合、レースディレクターまたはコース事務員(退席等でやむを得ない場合は、副官により)スタート ライン上に赤旗を掲げるよう命令するものとします。 レースを中止する合図が出た場合、:同時に、各ポストに赤旗が掲示されます。
レースまたは練習を中止する決定は、レースディレクターまたはコース事務員(不在の場合は、その代理)によってのみ下されます。

a) プラクティス中:
すべてのカートは直ちに速度を落とし、ゆっくりとサービスパークに戻り、トラック上に放棄されたすべてのカートは撤去されます。練習は元の練習時間に間に合うようにできるだけ早く再開されます。
b) レース中:
すべてのカートはただちに速度を落とし、レースディレクターまたはコース事務員(またはその代理)の指示に従って進みます。
c) 「リペアエリア」へ:
この時点で、部品交換を含む変更や調整が許可されます。 また、「スタート サービス パーク」内に設置されていれば、給油が許可されます。
「2周以上、レース距離の75%未満」のリスタート手順の場合:
チェック要員が、レース中断時にカートのフロントフェアリングが正しい位置になかったと報告した場合、いかなる状況においてもタイムペナルティとして当該ドライバーには自動的に 5 秒の時間が課せられます。 このタイムペナルティは控訴できません。
d) ブリーフィングで指定された場所に停止します
レースディレクターまたはコース事務員(またはその代理)の指示がある場合は、元の装備に変更や調整を行うことはできません(フロントフェアリングを正しい位置戻す場合を除く )、給油やシャーシ/エンジンの交換は許可されません。すべてのカートは 5 分間のボードで準備ができていなければなりません。 現時点で利用できないカートは、レーススタートが許可されたらピットレーンからスタートします。

中断時のレースの順位は、レースが停止する前のラップ終了時に先頭のカートがスタートラインを横切ったときの順位となり、フロントフェアリングのペナルティが考慮されます。
レースが再開される場合は、その結果をもってシングルファイルスターティンググリッドを決定します(CIK FIA 一般規定第 2.22 条を参照)。

再スタート手順
a) 2周未満
元のスタートは無効とみなされ、レースを再開できるすべての競技者は元のグリッド位置で再開し、通常のスタート手順が採用されます。新しいレースの長さは、元のレース距離全体になります。

b) 2 周以上、レース距離の 75% 未満(周回数の最も近い整数に切り上げ)
レースが再開できる場合(レースディレクターまたはコース事務員(またはその代理)の裁量により、CIK FIA 一般規定第 2.22 条が適用されます。グリッドは、レースが中止される前の周回終了時に先頭のカートがスタートラインを横切った時点の着順によって決定されます。 赤旗によりレースが中止された時点でリペアエリアにいたカートのみリスタートが許可されます。 レースが再開できない場合そのレースには半分のチャンピオンシップポイントが与えられます。

c) 再スタート手順なし
レース距離の 75% 以上 (周回数の最も近い整数に切り上げ)を消化していればレースは完了となります。 レースの順位は、レース中止の合図がなされる前のラップ終了時点での順位となります。
最終段階のレースの場合は、このレースに対して全額のチャンピオンシップポイントが付与されます。



17.8 予選ヒート/レースでのニュートラリゼーション
a) コースの事務員またはレースディレクターは、状況が予選ヒートやレースの中止を正当化するには十分でない場合、ニュートラリゼーションにする決定を下す場合があります。 コース上に障害がある場合、またはドライバーやオフィシャルが身体的危険にさらされている場合にのみ使用されます。
b) 予選ヒートまたはレースのニュートラリゼーションする命令が出された場合、すべてのポストには黄色の振動旗と「SLOW」ボード(黒で「SLOW」という文字が書かれた黄色のボード)が表示され、ニュートラリゼーションが終了するまで維持されるものとします。 スタートラインではオレンジ色のライトが点滅します。
c) その後、すべてのカートは先頭のカートの後ろに整列しなければならず、追い越しは固く禁止されます。 追い越しは、重大な問題によりカートが減速した場合にのみ許可されます。
d) ニュートラリゼーションラップ中は、先頭のカートが適度な速度でペースを主導し、他のすべてのカートは可能な限り緊密なフォーメーションを維持する必要があります。
e) カートはニュートラリゼーション中にリペアエリアに入ることができますが、マーシャルによって許可された場合にのみコースに復帰できます。 コースに再び加わるカートは、先頭のカートの後ろのカートの列の最後尾に到達するまで適度な速度で進むものとします。追い越しは固く禁止されています。
f) レースディレクターまたはコース事務員がニュートラリゼーションを終了すると決定すると、オレンジ色の点滅ライトがオフになります。 これは、次にスタートラインを越えたときにレースが再開されるというドライバーへの合図となります。 最後のニュートラリゼーションラップでは、「SLOW」ボードが維持され、黄色旗が表示されます。
g) その瞬間、先頭のカートは適度な速度を保って進み続きます。 レースディレクターまたはコース管理者は、スタートライン上で緑色の旗を振ってレースの再開を合図します。 カートがスタートラインを越えるまで、追い越しは禁止されます。 スタートラインに近づくと、レースディレクターまたはコース事務員によって緑旗が振られ、ドライバーは黄色のラインを越えた後にのみ加速することができます。 その後、各ポストの黄色の旗と「SLOW」のボードは撤去され、緑色の振動旗に置き換えられます。 これらの旗は最大 1 周にわたって表示されます。
h) ニュートラリゼーション中に消化したラップはレースラップとしてカウントされます。
i) ニュートラリゼーション中にレースが終了した場合、カートは通常通り、追い越しは認められずにチェッカーフラッグを受けます。追い越しは、重大な問題によりカートが減速した場合にのみ許可されます。



17.9 予選ヒート
すべてのカテゴリーの手順は補足規則で定義されます。
ケース A:スターター 36 名以下 3 つの予選ヒートはすべてのドライバーで実行されます。 3ヒートのスターティンググリッドはクオリファイプラクティス(TT)の結果に基づいて決定されます。
ケース B: 36 名を超えるドライバーが参加 - 予選プラクティスの終了時に、ドライバーは予選ヒートのグループに分けられます。 1グループあたりのドライバー数は最大18名となります。各グループは、他のすべてのグループ (グループ A、B、C、D) と対戦する必要があります。

(ケースB 4グループ)の例として、ドライバーを4グループに分けた場合、予選1位のドライバーがAグループ、2位がBグループ、3位がCグループ、4位がグループDとなります。 5 位がAグループの2番目、 6 位がグループ Bの2番目、7位がグループ Cの2番目、 8 位がグループ Dの2番目....

 上記の 4 つのグループがそれぞれ他のグループと対戦します。
 予選ヒートでは、1 位に 0 ポイント、2 位に 2 ポイント、3 位に 3 ポイントというように、以降は順位と同じポイントが与えられます。
ドライバーが予選ヒートでスタートを切らなかった場合(プレグリッドに参加していない場合)、グループ A とグループ B の参加者数に 1 を加えたポイントとなります。
ドライバーが黒旗受けたか除外された場合、グループ A および B の参加者数に 2 を加えたポイントを受け取ります。
 予定された周回をすべて周回していないドライバーは、予選ヒートを終了していない場合でも、実際に周回した周数に応じて順位付けされます。

ヒート後のランキング:
予選ヒートの最後に「A RANKING AFTER HEATS」が行われます。ランキングは予選ヒートのポイントを合計し、最小ポイントで並べたもので、同ポイントの場合はクオリファイプラクティスの順位でランク付けされます。

イベントのすべての要素のポイント(予選、ヒート、決勝など)はクラスごとに個別に計算する必要があります。

ケース A: 予選通過者が 39 名以下の場合、セカンド チャンス ヒートは開催されません。 1~36位のドライバーがファイナルへの出場権を獲得し、ヒート後のランキングによってスタート位置が決定される。

ケース B: 予選通過者が40 名以上の場合、セカンド チャンス ヒートが開催されます。 まず1~30位のドライバーがファイナルへの出場権を獲得し、ヒート後のランキングによってスタート位置が決定される。 31 位から 66 位のドライバーがセカンドチャンスヒートに参加し、ヒート後のランキングによってスタート位置が決まります。



17.10 セカンドチャンスヒート
周回数は補足規定で定義されます
セカンドチャンスヒートでは、1~6位のドライバーがファイナルに進出、レース順位に応じてファイナルのスタート位置31~36位を獲得します。



17.11 プレファイナル
全カテゴリーの予選方法は補足規定で定める
「予選ヒート後のランキング」と「セカンドチャンスヒート」から36名のドライバーが出場資格を獲得します。

カートを持ってプレグリッドに参加するドライバーはスタートとみなされ、ポイントを獲得します。 プレファイナルで失格となったドライバーはポイントを獲得できません。
予定された周回をすべて周回していないドライバーは、たとえプレファイナルを完走していない場合でも、実際に完走した周回数に応じて分類されます。
決勝前の着順によって決勝のスタート位置が決まります



17.12 決勝戦
36名のドライバーが予選から出場権を獲得。
カートを持ってプレグリッドに参加するドライバーはスタートとみなされ、ポイントを獲得します。 決勝で失格となったドライバーはポイントを獲得できません。
たとえ決勝を完走していないとしても、予定された周回をすべて周回していないドライバーは、実際に完走した周回数に応じて分類されます。



18. ドライバーポイントが同じ場合
2人以上のドライバーが同じポイント数でシーズンを終えた場合、チャンピオンシップの順位は次のように決定されます。

a) 決勝またはレース1とレース2に於いて1位の数が多い順

b)1位の数が同じである場合、決勝またはレース1とレース2で2位の数が多い順

c)2位の数が同じである場合、決勝またはレース1とレース2で3位の数が多い順。 勝者が現れるまで続きます。

d)まだ同着で有る場合は、前回の大会の決勝レースでのより良いポジションで決定します。



19. 秤/計量方法
a) 秤は、"Servicing Park"の中にあります。 この秤が唯一の公式に使用され計量に使用されるものです。 秤は、最初の公式練習から使用できるようになります。
予選プラクティス、予選ヒート、および最終段階のレースの後、ラインを通過する各カートの重量が測定されます。
自力でカートが計量エリアに到達できない場合は、マーシャルの管理下に置かれ、マーシャルがそこに移動するか、そこに移動させます。
ドライバーは、重量を確立するようにピットに戻ったらすぐに計量エリアに報告する必要があります。

b) ドライバーは、すべての装備品を身につけて秤の上で直立する必要があります。

c) いかなる性質の固体、液体、気体の物質または物質も、重量測定前にカートに追加したり、カートに載せたり、カートから取り除いたりすることはできません (車検官が行う場合を除く)。

d) 車検担当者と役員のみが計量エリアに立ち入ることができます。 これらの人によって許可されていない限り、そのエリアへのいかなる介入も許可されていません

e) カートまたはドライバーは、技術代表 (または検査員) の許可なしに計量エリアを離れることはできません。

f) カートの重量測定に関するこれらの条項への違反は、当該ドライバーに罰則が課せられる可能性があります。

g) ドライバーと彼のカートの重量が技術規則で指定された重量を下回った場合、結果は書面で参加者に通知され、カートとそのドライバーは予選セッションまたは予選から失格となります。
関係するヒート、または最終段階のレースの場合は、クラスの最下位 (該当する場合、チャンピオンシップ ポイントの割り当てなし)。

h) サービスパークでは、重量を量る前に透明なペットボトルの水を飲むことは許可されますが (技術代表が承認した場合)、
ドライバーが頭から水をかけてレース全体にかけた場合は、カートとドライバーの重量に -1Kg のペナルティが科されます。
(例 ジュニア 145 - 1 = 144kg)



20. フロントフェアリング
CIK Specific Prescriptions 30章とCIK Technical Drawing No2dに記述される公認期限を持ったボディワークの公認マウントキットと公認フロントフェアリングを使用することが義務づけられます。
CIK Specific Prescriptions 30章とCIK Technical Drawing No2dにには、取付方法、検査方法、報告方法、ペナルティについてが記述してあります。

フロントフェアリングは、CIK-FIA 技術規定に従って、競技中、常に正しい位置になければなりません。 「黒白のチェッカーフラッグ」が振られ、該当するカートがゴールラインを横切ったときに、1 台以上のカートのフロントフェアリングが正しい位置になかったと検査員が報告した場合、当該ドライバーには、5秒のペナルティ(ヒートおよびレースの場合)または予選プラクティスセッションでの3ポジションダウンが自動的に課せられます。 このタイムペナルティは控訴することができません(ISC 第 12.2 条の適用において) 。
車検員/検査員がフロントフェアリングの誤った位置に関するレポートを送信すると、スチュワードは自動的にその決定を適用します。スチュワードは、セッションに関与するドライバーに対して総合的な決定を下すこともできます。 関係するドライバーは決定文書に署名するよう求められません。
ドライバーまたは第三者が、最終周回中または「白黒チェッカーフラッグ」が振られた後に、正しく取り付けられていないフロントフェアリングを意図的に交換したことが判明または証明された場合、失格となります。



21. 格付と表彰
RMCレースの格付けは大会やシリーズの規則に記載してあります。
ファイナルの上位3人にトロフィーが授与されます。



22. 表彰式
ファイナルで1位、2位、3位になったドライバーは、順々に表彰台に上がらなければなりません。
優勝ドライバーの国歌が斉唱され、上位3位までのドライバーの国旗が掲揚されます。
3人は、表彰式中、レーシングスーツを着用しファスナーを上まであげていなくてはなりません。
オーガナイザーより帽子が提供されれば、それを表彰式中、着用しなければなりません。
ROTAXとそのスポンサーの、広告、宣伝、公開のために撮影(ドライバーの名前と写真を含む)に合意しなくてはなりません。
優勝ドライバーは、オーガナイザーから帽子が提供されれば、記者会見中、着用しなければなりません。
すべてのドライバーは、ROTAXとそのスポンサーが広告、宣伝、広報の目的でRMCレースの写真またはビデオ(ドライバーの名前と写真を含む)を使用することに同意します。



23. エントラント/ドライバーへの通知と注意事項
特定の事項に関するすべての通知、召喚状、およびスチュワードの決定は、この目的のためにROTAXによって開発されたアプリケーション ROTAX GLOBAL を使用して対象のドライバー/エントラントの携帯電話に電子的に送信されます。
または、公式ドライバーズボードに掲載されます。



24. ROTAX GLOBAL APPの機能
ROTAX GLOBAL APPは、iOS/Android端末で使用出来る無料アプリです。
ROTAX GLOBAL APPは、インターネット回線を必要とします。
ドライバー/エントラントの登録において自身のQRコード(EDITコード)を入手します、このコードを使用して自身の携帯端末に登録します、システムが公式な受信者であるかどうかを判定します。
ドライバー/エントラントは、このコードを秘密にしておく必要があります。
ROTAX GLOBAL APPは、EVA Event Management System(EMS)と連動しています。
EMSは、オーガナイザーと審査員による内部的に利用されるコミュニケーションプラットフォームです、ドライバー/エントラントに通知/注意事項を送信した時間とそれらを読んだ時間が記録されます。



25. 伝達方法
審査員は、通知や決定をEMS経由でドライバー/エントラントに送信します、全ての対象ユーザーは即座に各々の携帯端末にこの情報を受取ります。
ドライバー/エントラントがこの通知を読むと、EMSは即座に既読の通知と既読時間を記録し、これによって通知がドライバー/エントラントに公式に通知されたものとなります。
オーガナイザーは、ドライバー登録時にこのAPPの使用方法、登録方法を全て伝えることとします。
ドライバー登録時、エントラントはエントラントとして登録してある全てのドライバーに対してエントラントとしての責務に対応するという署名と同時にROTAX GLOBAL APPに登録します、携帯端末が大会中ネットワークに恒に接続していることを確約しなければなりません。 ドライバー/エントラントは、運営側から与えられたQRコードで登録しなければなりません。
携帯端末の紛失、破損、電池切れ等の場合に通知や審査員の決定を受取るために他の携帯端末に登録するのは、エントラントの責務です。
パドックエリアのネットワークがダウンした場合は、エントラント/ドライバーには個人的に通知がされます。



26. エントラントへの指示と伝達
公式予選、予選ヒート、決勝ヒートの全ての順位と結果及び大会オフィシャルの全ての決定は、ROTAX GLOBAL APPによって送信されかつ公式掲示板に提示されます。



27. 罰金
イベントの役員の指示を尊重しない参加者、ドライバー、アシスタント、主催者には、罰金が課せられる場合があります。
イベントからの失格(イベント審査委員会の決定に基づく)の場合、主催者はペナルティを請求する権利を留保します。
スチュワードが課した罰金は、直ちに主催者に支払わなければなりません。



28. 抗議と控訴
補足規則には、当該ASN によって設定された抗議または控訴の料金に関するすべての必要な情報が含まれるものとします。
抗議する権利はエントラントのみにあります。
それらは、予選プラクティスと予選ヒート(セカンドチャンスヒートを含む)、および最終段階のレースの結果が投稿されてから30分以内に、コース長またはその代理人に書面で提示されなければならない.。
それらには、補足規則に示されているように、ASN が定める料金が付随するものとします。
デポジットは、主催者の通貨または補足規則で定義されている通貨で支払うことができます。
コースのクラークまたはその代理人が不在の場合、それらはイベントのスチュワードまたはスチュワードの 1 人に宛てられるものとします。



29. パドックルール
パドック内にいる全員が、以下のパドックでのルールを守らなければなりません。

エンジンスタートは、Servising Parkでのみ許され、最大5秒間のみ始動することが許されます。
エリア外での始動や許された時間以上の始動に関しては、150ユーロの罰金、2度目に関しては大会除外とします。

パドックエリア、Servising Park、Parc Ferme、Assembly Area、スターティンググリッド、コース内では、喫煙及び火災につながる如何なる行為も禁止です。
オフィシャルを含む全員に規定され罰金は125ユーロ、サーキット施設退去を勧告されます。
これには電子たばこも含まれます。

オーガナイザーによって催されること以外でパドック内での料理は禁止です。

パドック内では、7歳以下の子供は常に同伴者といなくてはなりません。 リード等に繋がれていない動物はパドックエリアに入れません。

オーガナイザーが許可した場合を除いて動力を持った乗り物(ミニモト、スクーター等)を使用してはなりません、違反した場合、大会除外となります。



30 消化器
安全のためオーガナイザーは、Servicing Park、Pre Gridに必要かつ十分な数の消火器を備えます。



31. ドライバーの行動規範
a) 全ての参加者は、ルールの下に行動し、レースオフィシャルとその決定に敬意を払わなければなりません。

b) すべての参加者 (ドライバー、エントラント、メカニック、役員) は、性別、性的指向、能力、外見、人種、肌の色、言語、政治的意見、家族の障害、文化的背景、宗教に関係なく、参加者の権利、尊厳、価値を尊重しなければなりません。
上記に対する差別の表明は絶対に容認されません。

c) 全ての参加者は、いかなる時でもその行動に関して責任を持ち、これを促進しなければなりません。

d) 全ての参加者は、走行に先立ち、使用する装備が十分に安全であることを確実にしなければなりません。
レギュレーションに従って公認されたレースウェア(ヘルメット、グローブ、シューズ、スーツ)のみが、使用されなければなりません。

e) 自分自身の技量に対して相手との差を判断するのは、参加者自身の責務で、走行中のリスクに関して責任を持たなければなりません。
レースにおける基本レベルの能力が必要であることを記しておきます。

f) 参加者は、走行に先立ち、健康状態や緊急時に必要な医療的処置等に関して明らかにしておかなければなりません。

g) 全ての参加者は、走行中及び大会中、他の参加者に対しエチケット、礼儀正しくすることを求められます。
大会中に起こるかもしれない問題や論争は、オフィシャル等の適正な人によって敬意をもって治められなければなりません。

h) スポーツにおいて子供の安全は、最優先です。 スポーツによって子供達の倫理観が発達促進されます。
走行中の安全を確保することは、参加者の責務です。

i) どのような大会に参加する時でも、提示されたルール、レギュレーション、スタート時間等を全て理解し、大会の進行を遅らせないことは、参加者の責務です。
それらのルール、レギュレーション等の不明点は、大会前に行なわれるドライバーズミーティングで尋ねなければなりません。

j) 全ての参加者は、環境と周辺住民に対して敬意を払わなければなりません。
不必要な騒音を減らし、使用する場所を出来るだけ綺麗に汚さないようにする事は責務です。

k) 全ての参加者は、走行中の飲酒、薬物使用が厳禁であることを尊重しなければなりません。
それは、犯罪であり許されるものではありません。 違反者は、大会から排除され、追加の処分を課せられることになります。

l) チーム、ドライバー、オフィシャル、オーガナイザー、ROTAXに関係する人達に対するSNS(Facebook、Twiter等)上の罵詈雑言は、
法的処置が執られることがあることを理解しなければなりません。



31. 一般的な安全について
a) カートを危険な状況から遠ざけるために厳密に必要な場合を除き、ドライバーがカートをレースとは反対の方向に運転することは固く禁じられています。

b) フリープラクティス (関連するチャンピオンシップの規定による)、予選、予選ヒート、および最終フェーズのレース中、ドライバーはコースのみを使用でき、常に運転に関する規定を遵守する必要があります。
サーキットは、コース両側にある白線によって定義されます。
ドライバーは、これらのラインの間のトラックの全幅を使用することができます。
カートの 4 つの車輪がこれらのラインの外側にある場合、カートはトラックを離れたと見なされます。

c) フリープラクティス (関連するチャンピオンシップの規定による)、予選プラクティス、予選ヒート、および最終段階のレース中に、停止したカートは、その存在をできるだけ早くコース上から取り除かなければなりません。
ドライバーが危険な位置から移動できない場合、ドライバーを助けるのはマーシャルの義務です。
ドライバーは、フリープラクティス、予選プラクティス、予選ヒート、または最終段階のレースが終了するまでカートの近くにいなければなりません。
インターバルで区切られた 2 つのパートにまたがるプラクティス セッションの場合、最初のパートでサーキット上のすべてのカートは、インターバル中に「スタート サービス パーク」に戻され、プラクティスの第 2 パートに参加することができます。

d) 「リペアエリア」外での工具による修理は禁止されています。取ることは禁じられています
カートに工具および/またはスペアパーツを搭載することは禁じられます。
ドライバーは、補足規則やブリーフィングで指示された「リペアエリア」でのみ助けを受けることができます

e) 給油が許可されている場合、給油は、このために提供された区域でのみ行うことができます。

f) 規則または規定によって明示的に示されている場合を除き、「リペアエリア」以外でカートを触ることができるのはドライバーのみです

g) 練習中、練習後、レース終了後にレースディレクターによってコースが閉鎖されたとき。
関係するすべてのカートは「フィニッシュパーク」またはパルクフェルメに待機となり、誰もコース内に入ることできません。
ただし、任務を遂行するマーシャルと、ドライバーは例外です。

h) フリープラクティス中 (当該選手権大会の規定による)、予選練習、予選ヒート、最終段階のレースにおいて「リペアエリア」以外では、ドライバー自身のみがカートを再始動することができます。
ドライバーは、コース上で「リペアエリア」以外では外部からの援助を受けることができません。
メカニックは、「Pre-Grid」の出口に書かれているラインを越えたドライバーを助けることはできません

i) レース、フォーメーションラップ、プラクティス中、ピットレーンおよび「リペアエリア」で速度制限が課される場合があります。
この速度制限を破るドライバーには規則またはコードで規定されているペナルティが課せられます。

j) ドライバーが練習中に機械的な問題に直面した場合、予選ヒートまたは最終段階のレースでは、安全上の理由でできるだけ早くトラックから避難しなければなりません。

k) ドライバーが衝突に巻き込まれた場合、ドライバーはスチュワードの合意なしでサーキットを離れてはなりません。

l) ドライバーは、マーシャルの指示がない限り、「リペアエリア」を離れることはできません。

m) 正式な指示は、コードで規定されている手順で信号によってドライバーに送信されます。
競技者は、これらの旗に似た旗を使用してはなりません。

n) コースを離れる、「フィニッシュパーク」に戻る、「リペアエリア」に入る場合は、安全を考慮してその意思を示ささなければなりません。

o) 競技中、テクニカルレギュレーションに違反したドライバーは、レースディレクターおよびまたはコース長の命令により
(最終ラップを除く)、「リペアエリア」で停止し、違反を修正してから、再びレースに参加する必要があります。

p) フリー走行、予選ヒートまたは最終段階のレースでは、ドライバーは常にテクニカルレギュレーションの第 3 条に規定されている完全装備を着用しなければならない。

q) パドック内をオートバイ、スクーター、またはその他の電動装置で移動することは禁止されています。
パドックおよびリザーブドエリア(国際スポーツ規定第 20 条を参照)でのカートエンジンの始動、慣らし運転、ウォーミングアップ、またはテストは固く禁じられています。
違反者には、最低 250 ユーロの罰金が科されます。
違反が繰り返された場合、スチュワードは当該ドライバーを競技失格とする場合があります。
規定第 12.2.3 条の適用において、スチュワードの決定に対する上訴は、同じ競技会の過程で、同じ競技者の失格を正当化するさらなる違反が犯された場合、一時停止の効果を持ちません。

r) 主催者は、フリー走行の開始から競技終了まで、サーキット規則第 2 部を満たすために提供されたすべての安全装置をトラック上に置くことを約束します。

s) 「ウェット レース」(レース ディレクションまたはレース ディレクターがパネルを介して合図する条件)の場合、タイヤの選択は、ドライバーの判断に委ねられます。
ドライバーのカートに間違ったタイヤが装着されており、ドライバーが遅すぎて他のドライバーにとって危険であると判断した場合、レースディレクター及びコース長は黒旗を使用する権利を留保します。
したがって、それ以外の場合は、«スリック» タイヤの使用が必須です。

t) 一般的な安全性。 CIK-FIA 国際カート規則、一般規定第 2.14 条

u) パドックおよび予約エリア(国際スポーツ規約第 20 条を参照)でのカート エンジンの始動、慣らし運転、暖機運転またはテストは固く禁止されています。違反者には最低 250 ユーロの罰金が科せられます。違反が繰り返された場合、スチュワードは競技に関係するドライバーを失格にする場合があります。コード第 12.2.3 条の適用において、同じ競技中に、同じ競技者の失格を正当化するさらなる違反が犯された場合、スチュワードの決定に対する控訴は停止効果を持たない。

v) カートの安全性。 CIK-FIA 国際カート規則、技術規則第 3 条

w) 機器の安全性。 CIK-FIA 国際カート規則、技術規則第 3 条および第 3.2 条



33. ペナルティーカタログ
規則を犯した参加者は、以下の規則に従って罰則を科されます。 次のレースに:参加する者は、シーズン全体で規則違反の罰則を受け取るものとします。
参加者が一定の数の罰則を受け取った場合、次のレースから除外されるものとします。

スチュワードの決定を覆す方法はありません。 以下の違反および罰則は、スチュワードが罰則が正当であると判断した場合、一般的な規制に従って、さらなる罰則を課すこともあり得ます。

コリドーからの逸脱: スタートが与えられる前にドライバーがコリドー (ライン) から離れた場合、以下のペナルティが課せられます:
ケース A: 1 ~ 2 個のタイヤがコリドーから外れた場合 タイムペナルティ 3 秒
ケース B: 2 本以上のタイヤがコリドーから外れた場合 タイムペナルティ 5 秒

タイムペナルティ 5 秒: CIK-FIA の一般規定に加えて、コース長は 5 秒のペナルティを決定する権限を有します。
ペナルティは、スタート番号に関連した白黒の旗と、スタート/フィニッシュラインの 5 秒のボードで表示されます。
最後の 2 周では旗は掲示されず、コース管理者はブリーフィング中にこれらのペナルティの基準と通知の手順について通知します。
同じセッション内で同じドライバーのさらなる違反があった場合、コース長はそれをスチュワードに報告し、さらなる処罰の可能性を検討します。
これらの決定に抗議することはできません。 (ISC 第 12.2 条の適用において)。
ドライバーが同一セッション内で「フロントフェアリング」と「コース長判断の5秒」という2つのペナルティを受けた場合、両方のペナルティを結果に加算する必要があります。
以下の場合には 5 秒のペナルティが与えられる場合があります。
- 不当な運転行為、
- 危険な運転行為、
- 黄旗を無視する
- 追い越しを避けるために他のドライバーをブロックする
- スチュワードやコース員の指示に従わない場合
- スタート前にコリドーを出て、
- タイヤ 2 本 – 3 秒
- タイヤが 2 つ以上 – 5 秒
- 誤ったスタートを引き起こす、
- ブリーフィング中に言及された特定の指示に従わない。

言及されていないものの、コース事務官によって不適切であるとみなされた出来事については、スチュワードによって制裁が提案される場合があります。
タイヤが間違った走行方向で装着されている場合、上記の裁定が下る可能性があります。
間違った走行方向でタイヤが装着されているドライバーが「プリグリッドエリア」で発見された場合、ドライバーはリペアエリア/ゾーンに移動され、そこでタイヤを正しく装着する必要があります。 その後、彼はセッションの開始に参加することができます。 スタート/フィニッシュラインでスタートが与えられる前に、フォーメーションに参加することは許可されません。



以下のペナルティーカタログを参考として下さい。

内容 ペナルティー
アンフェアな行為で利益を得た場合 5秒以下
一般的ではない危険な運転 10秒以下、又はヒート / 大会からの排除
レース前又はレース後の白黒旗 / 黄旗 無視 5秒以下
レース中の白黒旗 / 黄旗 無視 10秒以下
オレンジボール旗を2度無視 黒旗
黒旗無視(1回以上) ヒート / 大会からの排除
暴言、粗暴な行ない(ライセンスペナルティー 加点) ヒート / 大会からの排除(4~6ポイント)
ドライバーブリーフィング欠席 罰金150ユーロ
オフィシャルの指示に従わない ヒート / 大会からの排除
車検員からの違反報告、車両違反 ヒート / 大会からの排除
重量違反 ヒートからの排除
車検違反 大会からの排除
正しい位置では無いフロントフェアリング-公式予選 最速タイム抹消
正しい位置では無いフロントフェアリング-ヒート 5秒ペナルティ
フロントフェアリングを再アタッチしようとする行為 - 公式予選 / ヒート中 ヒートからの排除
フロントフェアリングを再アタッチしようとする行為 - チェッカー後 大会からの排除&JAFへの報告