Global Rotax Max Challenge

 Sporting Regulations 2023
2023.01.05


以下は、RMCグローバルレギュレーションです。
国内レースにおいては、異なる部分がある場合があります。
不明な点は、各開催コース又は、(株)栄光にお問い合わせ下さい。

1. 前文
BRP-ROTAX GmbH&Co.KG Rotaxstr.1, 4623 Gunskirchen, Austria とその公認代理店は、ROTAX MOJO MAX Challenge Grand Final(RMCGF)や、International ROTAX MOJO MAX Challenge (IRMCE)、それと各国のROTAX MOJO MAX Challenge(RMC)を組織します。

ROTAX MAX Challengeプログラムの概念とRMCGFの選抜の基礎となる各国のRMCシリーズに関して説明します。

すべての当事者(FIA、CIK-FIA、ASN、主催者、参加者およびサーキット)は、競技イベントの規則を適用し、遵守することを約束します。

国際RMCは、RMC Series Sporting Regulations、RMC Technical Regulations、International Sporting Code (FIA-CIK International Sporting Code)及びその付則、Karting Technical Regulations(FIA-CIK Technical Regulations)及びその付則、その他の国際競技ルール(FIA-CIK General Prescriptions)、各国公認団体が提示した競技ルールに則って執り行なわれます

RMC Sporting Regulation、RMC Technical Regulationsの変更や免除は、CIK-FIAや各国公認団体の同意を受けた上でBRP-ROTAXの公式な通知を必要とします。

明確に承認されていないものは、全て禁止です。



2. レギュレーション
大会は以下のルールに従います:
・FIA International Sporting Code とその附則
・FIA及びCIK-FIAの公式掲示
・CIK-FIA Technical Regulation
・CIK-FIA Karting Internationalイベント(4.1章 International Karting Regulation)に適用される一般的な規則
・Global Rotax Max Challenge Technical Regulation 2023
・Global Rotax Max Challenge Project E20 Technical Regulation 2023
・公式掲示
・Global Rotax Max Challenge Sporting Regulation 2023

2021RMCに参加するドライバー、エントラント、オフィシャルそれに関わる関係者は全員これらの規則書に目を通しておかなければなりま
せん。

その解釈に関して何らかの紛争が生じた場合は、RMC Global Sporting Regulationのスポーツ規則の英語バージョンが使用されます。
この文書の見出しは、参照のみを目的としており、これらのスポーツ規定の詳細ではありません。
ROTAXは、この規則を権利を留保しています。



3. カテゴリー、ライセンス、年齢制限、重量
3.1. カテゴリー
2023RMCは以下のカテゴリーを公式とします
・125 Micro MAX
・125 Mini MAX
・125 Junior MAX
・125 Senior MAX
・125 Senior MAX Masters
・125 DD2
・125 DD2 Masters
・Project E20 Senior
・Project E20 Junior


3.2. ライセンス
全てのライセンスは、CIK/FIAメンバーの各国競技団体から発行されたライセンスでなければなりません。
RMC大会には各国競技団体が要求するクラブライセンス又は、国内ライセンス又は、国際G,E,Fライセンスを持っていなければなりません。
国際RMCに参加するドライバーは、CIK-FIAに加盟している各国競技団体発行の参加カテゴリーに対応する国際G,E,Fライセンスと国際エントラントライセンスを持っていなければなりません。
注:ドライバーが未成年の場合は、自身がエントラントとなることは出来ません。

ドライバーは、母国のASNが発行したライセンス、母国以外のASNが発行したライセンスの場合は母国のASNからの許可を得たものを所有していなければなりません。


3.3. 年齢制限
Rotax Max Challenge 2023の各参加者は、国籍等に関係なく、ライセンスを発行したASNが属する国を代表しています。
これらの年齢制限とライセンスの種類を満たすすべてのドライバーは、RMCGF 2023 の資格を得るものとします。

125 Micro MAX
年齢制限:当該年末までに8歳になり、当該年末まで11歳でなければならない。

ライセンス:クラブライセンス、国内ライセンス


125 Mini MAX
年齢制限:当該年末までに10歳になり、当該年末まで13歳でなければならない。

ライセンス:クラブライセンス、国内ライセンス


125 Junior MAX
年齢制限:当該年末までに12歳になり、当該年末まで14歳でなければならない
当該年中に15歳であってもCIK-FIAリストに記載され、CIK International Karting Licence 3.4.1章に従い国際Gライセンスを持っていれば参加可能

ライセンス
RMCイベント:クラブライセンス、国内ライセンス、国際Gライセンス
国際RMCイベント:国際Gライセンス、国際エントラントライセンス
注:ドライバーが未成年の場合は、自身がエントラントとなることは出来ません。


125 Senior MAX
年齢制限:当該年末までに※14歳にならなければならない

ライセンス
RMCイベント:クラブライセンス、国内ライセンス、国際F,Eライセンス
国際RMCイベント:国際F,Eライセンス、国際エントラントライセンス
※年度中にドライバーが14歳の場合、CIK International Karting Licence 3.4.2章に従い有効な国際Fライセンスを持っていれば参加可能
注:ドライバーが未成年の場合は、自身がエントラントとなることは出来ません。


125 MAX Masters
年齢制限:当該年末までに32歳にならなければならない

ライセンス
RMCイベント:クラブライセンス、国内ライセンス、国際Eライセンス
国際RMCイベント:国際Eライセンス、国際エントラントライセンス



125 MAX DD2
年齢制限:当該年末までに15歳にならなければならない

ライセンス
RMCイベント:クラブライセンス、国内ライセンス、国際Eライセンス
国際RMCイベント:国際Eライセンス、国際エントラントライセンス
注:ドライバーが未成年の場合は、自身がエントラントとなることは出来ません。



125 MAX DD2 Masters
年齢制限:当該年末までに32歳にならなければならない

ライセンス
RMCイベント:クラブライセンス、国内ライセンス、国際Eライセンス
国際RMCイベント:国際Eライセンス、国際エントラントライセンス


RMCGFに参加するドライバーは上記の年齢制限とライセンス規定に適合していなければなりません。
RMCGFに参加するドライバーは、国籍に関わらずライセンス発給国又は、選抜された国を代表する者とします。


Project E20 SENIOR
年齢制限:当該年末までに14歳でなければならない

ライセンス
RMCイベント:クラブライセンス、国内ライセンス、国際E,Fライセンス
国際RMCイベント:国際E,Fライセンス、国際エントラントライセンス
年度中にドライバーが14歳の場合、CIK International Karting Licence 3.4.2章に従い有効な国際Fライセンスを持っていれば参加可能
注:ドライバーが未成年の場合は、自身がエントラントとなることは出来ません。


Project E20 JUNIOR
年齢制限:当該年末までに12歳になり、当該年末まで15歳でなければならない
当該年中に15歳であってもCIK International Karting Licence 3.4.1章に従い国際Gライセンスを持っていれば参加可能

ライセンス
RMCイベント:クラブライセンス、国内ライセンス、国際Gライセンス、国際ライセンス
国際RMCイベント:国際Gライセンス、国際エントラントライセンス
注:ドライバーが未成年の場合は、自身がエントラントとなることは出来ません。




3.4. 年齢制限概容

Micro MAX Mini MAX Junior MAX Senior MAX MAX Masters DD2 DD2 Masters E20 SENIOR E20 JUNIOR Lights
国内(当該年度) 小学1年生~中学1年生 小学3年生~中学2年生 小学5年生~15歳 14歳~ 25歳~ 15歳~ サーキット指定
グランドファイナル 8歳~11歳 10歳~13歳 12歳~14歳(15)* (14)*15歳~ 15歳~ 32歳~ (14)*15歳~ 12歳~14歳(15)*
2012-2015年生まれ 2010-2013年生まれ (*2008)2009-2011年生まれ ~(*2009)2008年生まれ ~1991年生まれ ~2008年生まれ ~1991年生まれ ~(*2009)2008年生まれ (*2008)2008-2011年生まれ

*CIK International Karting Licence 3.4.1(.2)章に従い対応するライセンスを保持している場合


3.5. 最低重量
最低重量は、いかなる時もカートにドライバーとヘルメット、スーツ、グローブ等の必要安全装備を含んだ重量とします。

Micro MAX Mini MAX Junior MAX Senior MAX MAX Masters DD2 DD2 Masters E20 SENIOR E20 JUNIOR Lights
国内 105kg 115kg 145kg 160kg 165kg 170kg サーキット指定
グランドファイナル 105kg 115kg 145kg 162kg 175kg 180kg 220kg 195kg

*Project E20 SENIOR / JUNIOR
最大重量は、走行状態で225kgとします。
E20車体は、概算142kg、ドライバーと装備品合計の重量は83kg以下でなければなりません。




4. ドライバー資格
RMCGFのシートは、ROTAXにより授与されます。 ディストリビューターは付与されたシートを担当地域で分配します。 年毎に付与されるシートの数は変ります。
ROTAXは、ワイルドカードとドライバーパッケージを授与する権利を留保しています。
ROTAXは、正当なる理由を明示することなくエントリーを拒否する権利を有しております。
ROTAXは、RMCの規定で行なわれた国へ追加のドライバーを割り当てる準備があります。
RMCGFは、ROTAXにより招待される国際制限付きイベントです(FIA-CIK International Sporting Code)。
RMCGFの出場選手のカート/エンジン/タイヤ/燃料/エントリー料は、ROTAXとそのディストリビューターによって補助されます。
RMC Sporting Regulation及びRMC Technical Regulationに従い開催された国際RMC/国内RMCイベントより選抜されます。
ROTAX が選択したディストリビューターは、座席割り当てを利用して、忠実なROTAX 顧客を RMCGFに参加するよう指名することができます。
ROTAXは、E20イベント参加者を管理する権利を留保します。



5. RMCGFの選抜
Micro MAX、Mini MAX、Junior MAX、Senior MAX、MAX Masters、DD2、DD2 Masters: ROTAXが指定した各国RMCにおけるクラスチャンピオン/上位ドライバー。
国際RMCにおいて選抜されたドライバー、選抜人数はそれぞれのシリーズのレギュレーションに記載。

DD2 Masters: ROTAXが指定した各国RMCにおけるDD2/SeniorMAXクラス最上位のMasters 又はMastersクラスのチャンピオン。
国際RMCにおいて選抜されたドライバー。 選抜人数はそれぞれのシリーズのレギュレーションに記載。

ROTAXは、いつでも、すべてのクラスのドライバーにワイルドカードとドライバーパッケージを提供する権利を留保します。

RMCGF出場の資格を得るためには、ドライバーは、RMCシリーズの最初から最後のラウンドに当該国のライセンスを保持している必要があります。
ドライバーは、最初のラウンドが完了した後、別の地域で RMCGF出場資格を得るためにライセンスを変更することはできません。

ドライバーが規則を尊重していない場合、ROTAXはRMCGFへの参加を拒否する権利を留保します。

ディストリビュータは、RMCGFの待機リストに次点のドライバーを指定できます。
正式な登録が完了するまで、選抜ドライバーが会場 に到着しない場合、Rotaxは大会に参加するために待機リストの上位から代りのドライバーを追加する権利を留保します。
このルールは、RMCGFの正式なnon-qualifing practiceが開始されるまで適用されます。

ROTAXは、Project E20イベント参加者選抜を管理する権利を留保します。



6. その他のルール
ドライバーがInternational RMCレース、Continental(Zone) RMCレース、他国のNational RMCレース、National RMCレースで重複して出場権を得た場合は、高い順位のレース/シリーズを優先するものとします。
その順位は、

1. International event
2. Continental (ZONE)
3. National with International participants*
4. National events


*国際的な参加を伴う国内イベントには、ROTAX からの事前承認が必要です。

この適用が有った場合、その適用レース/シリーズの次点ドライバーがその権利を得るものとします。

ドライバーが2つ以上の異なるInternational RMCレース、Continental(Zone) RMCレース、Nationalレースの同じカテゴリーで出場権を得た場合は、最初に獲得したレースシリーズから選抜されるものとします。(基準日は各シリーズ最終日とします。)
RMCGFの資格を持つドライバーが2枚目のチケットを獲得する立場にあるという状況が発生した場合、問題のこの2番目のチケットは、チケットを獲得する資格がある次のドライバーに与えられます。
ドライバーまたはディストリビューターは、RMCGFのエントリーに使用するチケットを独断で決定できません。


次のイベントのステータスは「インターナショナル」に分類されます
1. ROTAX MAX Challenge EURO Trophy
2. ROTAX MAX Challenge ASIA Trophy / Festival
3. ROTAX MAX Challenge International Trophy
4. All events listed on the CIK FIA International Sporting Calendar

"International"格式のイベントは、CIK-FIA International Sporting Calender に、"Continental"格式のイベントは、CIK-FIA Zone Calender に記載されているものだけとします。

ドライバーが2つ以上のカテゴリーで出場権を得た場合、より上位のカテゴリーにのみ出場できます。
RMCGFにおいて2つ以上のクラスに同時に参加することはできません。
カテゴリーの順位は、
1. DD2・DD2Masters(ドライバーの年齢による)
2. Senior MAX・MAX Masters(ドライバーの年齢による)
3. Junior MAX
4. Mini MAX
5. Micro MAX


これ以外のケースで2つ以上の出場権取得における、競技者達の策略を排除するため優先順位の最終決定は、ROTAXによって行なわれます。
注:RMCGFチケットは世界中のRMCイベントでの褒賞として与えられるものなので、チケットを売買することは固く禁じられます。

ドライバーが上記のカテゴリーのいずれかのRMCGFおよびE20でチケットを獲得した場合、
ドライバーは、ROTAXに電子メールで通知する必要があります。
この電子メールがROTAXによって受信され、受け入れられると、決定は最終的なものであり、元に戻すことはできません。



7. 一般的な約束
特別な追加規則は、国際/国内カレンダー上のRMCGFに関するものとしてCIK-FIA/各国ASNに承認されなければなりません。 CIK-FIA/各国ASNの承認があった時のみ、その規則は効力を発します。

RMC規則は、英語版を原則として、他の言語に翻訳可能です。

シリーズを構成する正当な関連企業名/組織名/商標は、ROTAXによって独占的に管理されます。 ROTAXとの契約に記載がなければ、オーガナイザー/オーガナイザーのグループは、商業団体/企業から直接/間接的にスポンサー/金銭的補助をシリーズが受けていると言ったことを記載したり/信じ込ませたりしてはなりません。。

ROTAXのみが、CIK-FIA/各国ASNとの合意のもとこれらのSporting Regulationsを提示する権利を与えられています。

許可されていないものは、全て禁止です。



8. 一般的な条項
全ての人が、Code/Technical Regulation/Sporting Regulationsの条項を遵守するよう関心を持つようにすることはエントラントの責務です。
もしエントラントがイベントに出席できない場合は、書面でその代理人を指名しなければなりません。

イベントのいかなる時点においても、カートを委託されている人はエントラントと共同で義務を負いまた責務を遵守しなければなりません。

エントラントは、イベント終了までカートが安全で調和のとれた状態を保つことを請け負わなければなりません。

車検時の車検官からの指示は絶対的に従わなければなりません。

エントラント/ドライバー/アシスタント/ゲストはいかなる時も配布されたクレデンシャルを身につけていなければなりません。



9. ゼッケンとドライバーネーム
ゼッケンは、FIA-CIK Technical Regulation、国内レースの場合は各国ASNの規定に従わなければなりません。

ドライバーの名前と国籍は、FIA技術規則の第2.24条に従い、側面のボディワークの両側に表示され、はっきりと判読できるものでなければなりません。
RMCGFでは、レーススーツの背中の上部、および各脚に大きな文字で表示する必要があります。

ドライバー国籍を示す国旗は、ライセンス発給国とします。

すべてのカートには、常に4つのゼッケン(カートの背面に1つ、前面に1つ、両側に1つ)が表示されている必要があります。
ドライバーは、カートにすべてのゼッケンが良好な状態でなければ、サービスパークに入ることができません。

それぞれのクラスのゼッケンは、
Micro : 1~99
Mini : 101~199
Junior : 201~299
Senior : 301~399
DD2 : 401~499
DD2 Masters : 501~599
E20 JUNIOR: 601~699
E20 SENIO : 701~799
MAX Masters : 801~899


10. オフィシャル
オフィシャル名はSupplementary Regulationに記載されます。
コース長、レースディレクター、車検長、計時長、審査員は、Sporting Checksが開始する少なくとも1時間前には、イベント会場にいなければなりません。



11. 適切なカートと装備
RMCレースでは、それぞれのROTAXエンジンに適したRMC Global Technical Regulationに適合したカートを使用します。
同様にProject E20に適したRMC Global Project E20 Technical Regulationに適合したカートを使用します
RMCレースにおいてドライバーはその装備品に関してRMC Global Technical Regulation及びRMC Global Project E20 Technical Regulationに適しているか検査を受ける必要があります。

11.1. シャーシ
シャーシは、RMC Global Technical Regulation及びRMC Global Project E20 Technical Regulationの補足規則に適合していなければなりません。
大会中、アクシデントによる場合のみ車検長の承認を得ることで1回のみシャーシ(フレーム)を交換することが出来ます。
交換するシャーシ(フレーム)は、同じメーカーの同じモデルのみとします。
Project E20に関しては、レースマネージャーが車体全て又は部品交換を許可します。

11.2. エンジン/電気パワートレイン
エンジンとその付属品は、RMC Global Technical Regulationに適合しているものでなければなりません。
Project E20のパワートレインとその付属品は、RMC Global Project E20 Technical Regulationに適合しているものでなければなりません。

11.3. ブレーキ
ブレーキはCIK-FIAによって公認されなければなりません。 ブレーキは油圧式でなければなりません。
ブレーキ制御[ペダルとポンプ間のリンク]はダブルにする必要があり、常にホモロゲーションに準拠している必要があります。 (CIK Bulletin 53_RT_BRAKES 2020年4月に指定)
手動フロントブレーキの使用は禁止されています。

11.4. 装備品
ヘルメット、グローブ、リブプロテクター、シューズ、レーススーツは、FIA-CIK Technical Regulation7章に適合していなければなりません。
2022年1月1日以降、FIA標準8870-2018に準拠したリブプロテクターの使用は、すべての国際カートイベントのすべてのドライバーに義務付けられます。

11.5. タイヤ
RMC Global Technical Regulationに記載してあるタイヤがRMCレースで使用出来る唯一のタイヤです。
Project E20のタイヤは、RMC Global Project E20 Technical Regulationに記載されています。

11.6. 燃料
RMC Global Technical Regulationに記載してある燃料がRMCレースで使用出来る燃料です。
2ストロークオイルのブランド/タイプは、RMC Global Technical Regulationに記載してあります。

11.7. トランスポンダー
ドライバー/エントラントは、自身のトランスポンダーを保持しておかなければならず、コース上で機能するのか充電してあるのかの対応は全て自身の責任となります。
最初の公式練習から決勝まで恒にトランスポンダーを使用しなければなりません。 トランスポンダーを適切な位置に取付けるのはドライバー/エントラントの責務です。
トランスポンダーは、シートの後方に取付けられ地面から40cm以下の位置でなければなりません。
審査員の許可で車検長の指導の下、一人又は全員のトランスポンダーの位置を変更することがあります。

11.8. オンボードカメラ
オーガナイザーは、カートにオンボードカメラを取付ける権利を有しております。
選ばれたドライバーは、補足規則に従ってオンボードカメラを取付けなければなりません。
オンボードカメラの重量は、車両重量の一部として扱います。
ドライバーは、オンボードカメラの取付を拒否することは出来ません。



12. Sporting Checkと車検
a) 
補足規則によって定められた日時と場所において行なわれる最初の車検とSporting Checkの時、ドライバー/エントラントは、全ての必要書類と情報をそろえていなくてはなりません。

b) 審査員により特別な事情により出席できないと認められない限り、時間を守れなかったドライバーとエントラントは、イベントへの参加を許可されません。

c) カートの責を負うエントラント/ドライバー/その他の人は、開催国ASNによって事前に承認された書類や免責書類にサインする必要があります。

d) コース長や医療長は、イベント中のいかなる時もドライバーに医療チェックを受けさせることができます。

e) 全てのカートは、ASN/CIK Technical Regulation及びRMC Global Technical Regulationに従って車検官によってチェックされます。
安全上問題があったり、可能性があったり、事故を起こすの可能性があるような改造や取付が行なわれているカートは、再車検を受ける必要があります。

f) イベント中いかなる時も、車検官は、
-カートの適正性とドライバーの装備をチェックできる。
-ルールに適合しているかを確認するためエントラントにカートを分解させることができる。
-コース員は、事故に巻き込まれたカートの停止とチェックを要求する場合があります。

g) 検査及び精査は、サービスパークおよび/またはパルク・フェルメにおいて担当の責任者達によって単独で行われるものとする。

h) 審査委員は、全てのカートに関する車検官の調査結果を公表し、エントラントの要求があればその結果を掲示します。 これらの評決は、燃料検査を除いて図面/数値等は、含まれません。

i) 車検にゆだねられたカートは、絶対的に適合しているか考察されます。

j) ゼッケンと広告ステッカー類は、車検を受ける時に、カートに貼付けられていなくてはなりません。

k)  ドライバーは、車検で特定された後、その装備品を変更することは許されません。

l) 大会中、オーガナイザー/審査員は、全てのライセンスをチェックします。



13. ブリーフィング
ブリーフィングの会場は、補足規則に記載されます。

ブリーフィングの時間は、プラグラムに記載されています。
記載時間は、ブリーフィングの開始時刻でその時間には入口のドアが閉められます。
ブリーフィングは、公式予選又は最初の予選ヒートの前に行われます。

必要とあれば、追加のミーティングが開催されます。

ブリーフィングの時間と場所に関して問い合わせるのは、エントラント/ドライバーの責務です。 時間や詳細に関しては掲示板に提示されレースオフィスより入手できます。

関係するドライバー全員の参加は、義務であり、欠席することでペナルティがあったり大会からの除外の可能性もあります。
出席の確認は、電子的に行なわれます。

ブリーフィングを欠席したエントラント/ドライバーは、レースを続ける為には、Euro125.00の罰金又は開催ASNに対してそれ以上を支払わなければなりません。



14. レースイベント
ROTAXは、以下のレースイベント様式を推奨します。


14.1. 公式練習(Non-qualifying practice):
サービスパークとコース上で適用される規律と安全対策は、予選ヒートと最終ヒートに適用されるものと同じです。
大会のスケジュールに各クラスの公式練習を必ず入れなければなりません。
参加するドライバーは、スポーツチェックと車検をパスしていなければなりません。
少なくとも 1 回の公式練習に参加していないドライバーは、レースを開始することはできません。
ドライバーは、奇数/偶数の2組に分かれます。
最初の公式練習からトランスポンダーの取付が必須となります。
公式練習の回数とその時間は、補足規則に記載されます。

コース長またはレースディレクターは、トラックのクリアランスまたはカートの撤去のために必要であると考える限り、何度でも練習を中断することができます。
さらに、スチュワードの意見では、停止がドライバーによって故意に引き起こされた場合、そのセッションで達成したタイムは取り消される可能性があり、他のプラクティスセッションへの参加が拒否される可能性があります。
フリープラクティスのみの場合、レースディレクターまたはコース長は、スチュワードの同意を得て、そのような中断の後、プラクティスセッションを再開しないことを決定することができます.
1 つまたは複数の練習セッションがそのような方法で中断された場合、この中断によってドライバーの結果に影響があってもそれに関する抗議は受け入れられません。


14.2. 公式予選(Qualifying practice):
ドライバーは、スポーツチェックと車検をパスしていなければなりません。

予選プラクティスセッション中に完了するすべてのラップは、ドライバーのスタート位置を決定するために計時されます

セッション数: 奇数の 1 つのグループに対して 1 つのセッション、偶数の 1 つのグループに対して 1 つのセッション。

それぞれのグループの最大出走台数は、34台又は36台(サーキットによる)となります。

1セッションの長さは8分です

公式予選が始まって3分以内にコースに入らなければなりません。
3分以内にコースに入れない場合そのドライバーは失格となります。

1人以上のドライバーが失格となった場合は、Bulletin CIK 56-August 2020に従います。

ドライバーは、当該予選の開始予定時刻の5分前から、当該予選の終了まで、カートを「スタートサービスパーク」から「プレグリッド」に移動することができます。
各ドライバーはシャーシを「プレグリッド」に移動しなければならず、移動すれば「サービスパーク」に戻ることは出来ません。
「プレグリッド」に配置されたカートは、レースの準備ができている必要があります。
予選の終了を示す合図が出されるとすぐに、「プレグリッド」へのアクセスは禁止されます。
セッション中、ドライバーはいつでもスタートする事が出来ます。 「プレグリッド」の出口で引かれた線を越えたドライバーは、スタートしたとみなされ、状況に関係なくラップタイムの計測が開始されます。
完全に周回したラップから計測が開始されます。 セッション中に計測されたベストラップが記録されます。
同タイムの場合は 、各ドライバーの2番目に良いタイムによって決定され、それ以上に同タイムの場合は以下同様に判定されます。

予選の最終的な決定は次のようにされます。

a)グループが1つしかない場合:グリッドは、各ドライバーが記録した最も速いタイムの順に決定されます。

b)グループが2つある場合:1位は両グループ合せて最速タイムのドライバー、2位は別グループの最速ドライバー、3位は最速グループの2位のドライバー、4位は別グループの2位のドライバー、
最速グループ3位のドライバーが5位というように続きます。

c)グループが3つある場合:1位は最速タイムのドライバー(全体最速タイム)、2位は2位グループの最速ドライバー、3位は3位グループの最速ドライバー、4位は1位グループの2番目のドライバー、5位は2位グループの2番目のドライバー。
-そして、さらにグループがあれば、同じ原則に従って行ないます。

タイムが記録されなかったドライバーはグリッドの最後からスタートします。 複数のドライバーがそのような状況にある場合、彼らのスタート位置は抽選によって決定されるものとします。
ドライバーが「リペアエリア」または「フィニッシュパーク」に停車した場合、それが最終的なものになり、再スタートすることは許可されません。
予選に参加していないドライバーは、スチュワードに書面でレースを継続する許可を求めることができます。 スチュワードは、予選を欠席した状況に応じて決定します。 スチュワードの決定に対する上訴はありません。


14.3. スタート順:
最終予選セッションの終わりに、資格のあるドライバーのリストとスターティング グリッドが公式に公開されます。
これらのドライバーのみが、予選ヒートまたはプレファイナルおよび/または最終フェーズの開始を許可されます。
なんらかの理由でカートがスタートできない参加者、または自分のカートがスタートする準備ができていないと信じる正当な理由がある参加者は、
すぐにコース長またはレースディレクターに連絡して、担当のオフィシャルに「プレグリッド」を通知する必要があります。
グリッドは、予選セッションを考慮して、各ドライバーが達成した最速タイムに従って作成されます。
1人または複数のドライバーが同時にタイムを達成した場合、同点は 2 番目に良いタイムに基づいて決定されます。
各グリッドのポールポジション ドライバーは、「プレグリッド」に到達したらすぐにコース長またはレースディレクターに助言することを条件に、ポールポジション(トラックの左側または右側)を選択できます。
この選択は、最初の行のみが変更され、他の行は除外されます。
これを行わない場合は、各グリッドのポールポジションのドライバーは、競技会の補足規則で指定されたグリッド位置から、または新しいサーキットの場合は CIK-FIA によって指定されたグリッド位置からレースを開始します。
「プレグリッド」へのアクセスは、レース開始予定時刻の 5 分前に終了します。その時点で「プレグリッド」の位置を占めていないカートは、審査委員会の承認に委ねられた例外的な状況を除いて、グリッドに着くことが許可されないものとします。
制限時間内にカートを持ってグリッドにいるドライバーは、スタートするものと見なされます。

14.4. コース上でのグリッド手順:
大会のタイム スケジュールで指定されたように、カートをトラックのグリッドに配置する必要があります。
フォーメーション ラップの開始に先立ち、ボードが表示されます。
これらの各ボードには、可聴警告が伴います。
「MECHANICS, CLEAR THE TRACK」が表示されたら、すべてのカートをトラック上に置く必要があります。
この時点で、メカニックはグリッドを離れ、カートの台車を持って「リペアエリア」に移動します。
この時点でコース上にないカートは、すぐに「リペアエリア」に移動する必要があり、そこからスタートします。
その場合、黄色の旗を掲げたマーシャルは、他のすべてのカートがグリッドを離れてフォーメーションラップを開始したときに、関係するカートに「リペアエリア」からスタートするように命令します。
3 分間のボードが表示された後は、インタビューは行われません。
3 分間のボードでは、「CLEAR THE TRACK」ボードが表示されます。 ドライバーとオフィシャルを除く全員がグリッドから離れなければなりません。
「30 秒」信号: この信号の 30 秒後に、グリーン フラッグがグリッドの前に表示され、スターティング グリッドの順序を守り、CIK-FIA に準拠して、カートがフォーメーション ラップを開始する必要があることを示します。
ドライバーが「30 秒」の合図の後に支援を必要とする場合は、マーシャルにその旨を伝えなければなりません。
他のカートがグリッドから離れたら、「リペアエリア」に移動し、メカニックが作業することができます。
この場合、フォーメーション ラップのドライバーに警告するために、黄色の旗を掲げたマーシャルが関係するカートの横に立ちます。
マーシャルは、フォーメーション ラップの開始後にグリッドに残っているカートをすぐに「リペアエリア」に押し出すように指示されます。
ドライバーがメカニックの介入後に「リペアエリア」からスタートする場合、マーシャルの命令がある場合にのみスタートが許可され、フォーメーションラップの数に関係なくフォーメーションの後ろからスタートします。



14.5. 予選ヒート(Qualifying Heats):
各クラスのラップ数は、補足規則に記載されます。
CIK Specific Prescription 18Cに従ってグループに分けられます。
1グループのヒート数は3とします。
CIK Specific Prescription 18Cに従ってスタート位置が決まります。


14.6. プレファイナル / スーパーヒート:
各クラスのラップ数は、補足規則に記載されます。
予選ヒート終了後の最終結果は、2017 CIK Specific Prescription 18C に従って決まります。

プレファイナル後、以下の手順で順位が決定されます。
各ドライバーは、プレファイナルの結果で予選ヒートと同じポイントを得ます。
CIK Specific Prescription 18C に従い総ポイントでファイナルヒートへの順位が決定します。
上位34/36名のみがファイナルヒートに進むことが出来ます(スタート可能な人数はコースの規定に従います)。
同ポイントの場合、プレファイナルの順位を優先します。
さらに同ポイントの場合は、プレファイナル時のベストラップタイムでを優先します。
プレファイナルで失格となったドライバーは、ファイナルに参加する権利がありません。


14.7. スーパーヒート:
スーパーヒートの距離は、ドライバーの年齢区分に応じて約 15~20 km になります (補足規則で定義されます)。
すべての予選ヒートの実行後、参加者の数に応じて 1 つまたは 2 つのスーパー ヒートが行われます (ケース A - ケース B)。
スーパー ヒートのポイントは次のように与えられます: 1 位に 0 ポイント、2 位に 2 ポイント、3 位に 3 ポイントというように、順位ごとに 1 ポイントずつ増加します。
ドライバーがスーパー ヒートでスタートしなかった場合、参加者の数に 1 を加えた数のポイントが、それぞれのスーパー ヒートに与えられます。
ドライバーがブラックフラグまたは失格となった場合、そのドライバーには、それぞれのスーパー ヒートの参加者数に 2 を加えた数のポイントが与えられます。
スーパー ヒートのポイントは、予選ヒートのポイントに追加されます。
これらのポイントの累積合計によって、最終的な結果を確定します。
累積合計の最初の 36 人のドライバーが、ファイナルに進む資格を得ます。
合計ポイントが同じである 2 人以上のドライバーは、公式予選(Qualifying Practice)の順によって序列されます。
• ケース A: 36 名以下の参加者 スーパー ヒートのスターティング グリッドは、最低 3 つの予選ヒートのポイントに基づいて序列されます。
• ケース B: 37 名以上の参加者 予選終了後、予選ヒートポイントの最初の 72 人のドライバー
予選ヒートの後、予選ヒートのポイントの最初の 72 人のドライバーは、スーパー ヒートのために最大 2 つのグループに分けられます。
各グループのドライバーの最大数は 36 人です。
予選ヒートのポイント 1 位のドライバーは、スーパー ヒート A の 1 位からスタートし、予選ヒートのポイント 2 番目のドライバーは、スーパー ヒート B の 1 位からスタートし、
予選ヒートのポイント 3 番目のドライバーは、スーパー ヒート A で 2 位からスタートし、予選ヒートのポイント 4 番目のドライバーは、スーパー ヒート B で 2 位からスタートします。
予選ヒートのポイント 5 番目のドライバーは、スーパー ヒート A で 3 位、予選ヒートのポイント 6 番目のドライバーがスーパー ヒート B で 3 位というように、
スーパー ヒートごとに 36 人のドライバーの最終グリッドが組み立て/構成されるまで続きます。


14.8. ファイナル(Final):
各クラスのラップ数は、補足規則に記載されます。
36名のドライバーが参加し、スタート位置は、最終ポイント累計に従って決定されます。
a) プレファイナル後に確立された最終ポイント累計に従って決定されます。
b) ヒートおよびスーパー ヒート後に確立された最終ポイント累計に従って決定されます。
決勝中、追い抜かれようとしているドライバー、または何らかの理由でレースリーダーに追い抜かれたドライバーには、彼の番号とともに青と赤の旗 (二重の対角線) が表示されます。
該当ドライバーは強制的にパルクフェルメの計量に向かい、実際に完了したラップ数に応じて順位分けされます。


ケース A) 1 つの競技会で開催される FIA カート選手権の順位は、決勝の順位となります。
FIA カート チャンピオンシップのタイトルは、ファイナルで優勝したドライバーに与えられます。
一般規定の第 2.21 条に基づいて決勝が中止され、再開できず、予定距離の 75% 未満しか走行できなかった場合、FIA チャンピオンシップのタイトルは授与されません。

ケース B) FIA カート チャンピオンシップの順位は次のように確立されます。
▪ 競技の数が 3 未満の場合、すべての競技がカウントされます。
▪ 競技会の数が 3 ~ 7 の場合、予選ヒート後の分類で得られた最悪の結果と、決勝で得られた最悪の結果は割り引かれます。
▪ 競技会の数が 8 ~ 12 の場合、予選ヒート後の分類で得られた下位 2 つの結果と、決勝で得られた下位 2 つの結果は割り引かれます。
失格による空白の結果は割引されない場合があります。
FIAカート選手権のタイトルは、最も多くのポイントを獲得したドライバーに授与されます

各大会では、予選ヒートまたはスーパー ヒートの後に確立される中間分類について、上位 10 人のドライバーにポイントが与えられます: 10、9、8、7、6、5、4、3、2、1
各大会で、決勝では、25、20、16、13、11、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1
一般規定の第 2.21 条 (プラクティスまたはレースの中断) に基づいてレースが中断され、再開できない場合、および完了した周回数が 2 周未満の場合は、ポイントが付与されません。
2 周以上走行したが予定距離の 75% に満たない場合は、予定ポイントの半分が与えられます。予定距離の 75% 以上を走行した場合、満点が与えられます。




15. ドライバーポイントが同じ場合
2人以上のドライバーが同じポイント数でシーズンを終えた場合、チャンピオンシップの順位は次のように決定されます。

a) 決勝またはレース1とレース2に於いて1位の数が多い順

b)1位の数が同じである場合、決勝またはレース1とレース2で2位の数が多い順

c)2位の数が同じである場合、決勝またはレース1とレース2で3位の数が多い順。 勝者が現れるまで続きます。

d)まだ同着で有る場合は、前回の大会の決勝レースでのより良いポジションで決定します。



16. スタート方法
スタートの合図はライトによって行われます
RMC Global Sporting Regulation Project E20 で定義されてスタンディングスタートのみとなる Project E20 を除いて、すべてのカテゴリーはローリングスタートとなります。
ドライバーは自分で再スタートすることしかできず、サポートはされません。
制限時間内にカートを持ってグリッドにいるドライバーは、スターターと見なされます。
フォーメーション ラップの終わりに、ドライバーはスタート ラインに向かって速度を落として一定の速度で前進し、2 列に並びます。
各列は、トラックにマークされたレーン内にとどまります。
車線を横断するドライバーは、部分的に車線を横断する場合は 3 秒、通路から完全に出る場合は 10 秒のタイムペナルティに基づいて、スチュワードによってペナルティを受けます。
カートが近づくと赤いライトが点灯します。 カートは、スタートの合図があるまでその位置を維持しなければなりません。
レースディレクターがフォーメーションに満足している場合、コース長またはレースディレクターは赤信号を消してスタートさせます。
手順に満足できない場合、レースディレクターはオレンジ色のライトをオンにします。 これは、別のフォーメーション ラップを行う必要があることを意味します。
順位を取り戻すために、レース中に使用するコース外を使用することは禁止されています。
遅れたドライバーは、他のドライバーの妨げにならない場合に限り、ブリーフィングでコースディレクターまたはクラークから説明されたレッド ラインに到達する前に、
自身のグリッド ポジションに戻ることができます。
ドライバーが別のドライバーのミスの結果動けなくなったとコース長またはレースディレクターが認識した場合、フォーメーションラップを停止し、
元のグリッドに基づいてスタート手順を再開するか、妨害されたドライバーにポジションを戻す許可することができます。
一般規定の第 2.20a 条に従って、ライトがオフになる前にスタートをジャンプまたは遅らせようとしたり、カートがレーンを離れたりする場合は制裁が科せられます。
スタートが与えられるとすぐに、レース条件が適用され、トラック上のカートの位置に関係なく、安全な場所に退避することを除いて、カートを支援されることは禁止されています。

a) レースの停止/再開
レースを続行することが危険になった場合に使用される手順は、CIK-FIA 一般規定条項 2.20c、2.21 および 2.22 に従って、レースの一時停止および再開となります。
レースは赤旗の表示によって一時停止されます。一般規定条項第 2.20c 条および 2.21 条に従って「SLOW」プロセスで再開します。
注:サービシング パークでの予備カートの使用は許可されていません。
レースの順位は、再開されたレース終了時のチェッカーフラッグ提示時の着順とする。


16.1 「SLOW」プロセスでレースを再開する
第 2 条 21 項によりレースが中断された場合、再開手続きは「SLOW」プロセスで行われます。
レースディレクターの命令により、ドライバーはニュートラルな状況で 1 周以上周回します。
マーシャルは、静的な黄色の旗が付いた「SLOW」ボードを表示します。
フォーメーションが満足のいくものである場合、レースディレクターまたはコース長は、ラインで緑の旗を振ってレースの再開を合図します。
カートがラインを越えるまで、追い越しは禁止されます。
緑の旗がレースディレクターまたはコース長によって掲示されるラインに近づくと、ドライバーは、ラインに先行する黄色のラインを横切った後にのみ加速することができます。
その後、マーシャルポストの黄色の旗と「SLOW」ボードは撤回され、振られた緑色の旗に置き換えられます。 これらの旗は最大 1 周表示されます


16.2 練習やレースの中断
サーキットが事故で封鎖された、または天候やその他の条件により続行が危険なため、プラクティスまたはレースを中断する必要が生じた場合、
レースディレクターまたはコース長、その代理人によって 赤旗がライン上に表示するように命令するものとします。
同時に、これらの旗を備えたマーシャルのポストに赤旗が表示されます。
レースまたは練習を一時停止する決定は、レース ディレクターまたは競技長、その代理人のみが行うことができます。
レース停止の合図が出された場合:
a) 練習中:
すべてのカートは直ちに減速し、ゆっくりとサービスパークに戻り、トラック上に放置されたすべてのカートは撤去されなければならない。
元のスケジュールに戻るように、できるだけ早く練習を再開します。

b) レース中:
すべてのカートは直ちに速度を落とし、レース ディレクターまたは競技長、その代理人の指示に従って進みます。

c) 「リペアエリア」へ:
この時点で、パーツ交換を含む変更と調整が許可されます。
元のレース スタート前に「スタート サービス パーク」内に配置されていれば、給油が許可されます。

再スタート手順 「2 周以上、レース距離の 75% 未満」の場合:
レースが中断されたときに、1 つまたは複数のカートのフロント フェアリングが正しい位置になかったとのジャッジが報告された場合、関係するドライバーに 5 秒のタイム ペナルティが自動的に課されます。
このタイムペナルティは控訴不可

d) ブリーフィングで指定された場所で停止する:
レース ディレクターまたはコース長、その代理人から指示された場合、変更または調整を行うことはできません。
(ただし、車検員の監督下でフロント フェアリングを正しい位置にリセットする場合を除く)、給油またはシャーシ/エンジンの変更は許可されません。
すべてのカートは、5 分ボードで準備ができている必要があります。 現時点で準備できないカートは、レース スタートが与えられると、ピット レーンからスタートします。
中断の時点でのレースの順位は、レースが中止されたラップの前のラップの終わりに先頭のカートがラインを横切ったときの順位であり、フロント フェアリングのペナルティが考慮されます。
レースが中断された時点の単一ファイルでスターティング グリッドを決定する(条項 2.22 CIK FIA の一般規定を参照)。


16.3 再スタート手順
a) 2 周未満 元のスタートは無効とみなされ、レースを再開できるすべての競技者は元のグリッド位置で再スタートします。
通常のスタート手順が採用されます。
新しいレースの長さは元のレース距離になります。

b) 2 周以上、レース距離の 75% 未満 (ラップ数の最も近い整数に切り上げ)、第 2 条 22 項 CIK FIA 一般規定が適用されます
グリッドは、先頭のカートが前のラップの終わりにラインを横切ったときのフィニッシュ順によって決定されま.。
赤旗によりレースが中止された時点でリペアエリアにいたカートのみが再スタートを許可されます。
レース再スタートが不可能な場合、レースには半分のチャンピオンシップポイントが与えられます。

c) 再スタート手順なし レースの距離の 75% 以上 (ラップの最も近い整数に切り上げ)。レースは完了となります。
レース順位は、レース停止の合図が出されたラップの前のラップの終わりの順位になります。
ファイナルヒートの場合、このレースには完全なチャンピオンシップ ポイントが与えられます。



17. Servicing Park
カート1台1人のドライバーと1人のメカニックが、該当するパスを持って"Servicing Park"に入ることができます。
"Servicing Park"の中には、いかなる液体も持ち込んではなりません(飲料水として透明のプラスチックボトルに入った水は除きます)。

17.1 PRE-GRID

a) レース開始時間の3分前にPRE-GRIDのゲートは閉じられます。
コース長から例外的な状況であると裁定されたもの以外、時間になってもプレグリッドついていないカートは、その後の手順に進むことは出来ません。

b) メカニックは、すぐにPRE-GRIDを離れなければなりません。

c) プレグリッドについたカートは、レースが出来る状態でなければなりません、タイヤ圧調整以外のプレグリット上でのいかなる作業、調整は厳重に禁止されます。
タイヤ圧力計以外の工具禁止です

d) スタートするのに技術的な助けが必要なカートはグリッド後方でフォーメーションラップを尊重してレースがスタートするまで待機しなければなりません。

e) PRE-GRIDについたカートが、Service Parkに戻ることは出来ません。

f) 公式予選中、”30秒”のサインが出た後になにがしかの補助を受けたドライバーは、上位2つのベストラップタイムが無効となります。



18. 秤/計量方法
a) 秤は、"Servicing Park"の中にあります。 この秤が唯一の公式に使用され計量に使用されるものです。 秤は、最初の公式練習から使用できるようになります。
予選プラクティス、予選ヒート、および最終段階のレースの後、ラインを通過する各カートの重量が測定されます。
自力でカートが計量エリアに到達できない場合は、マーシャルの管理下に置かれ、マーシャルがそこに移動するか、そこに移動させます。
ドライバーは、重量を確立するようにピットに戻ったらすぐに計量エリアに報告する必要があります。

b) ドライバーは、すべての装備品を身につけて秤の上で直立する必要があります。

c) いかなる性質の固体、液体、気体の物質または物質も、重量測定前にカートに追加したり、カートに載せたり、カートから取り除いたりすることはできません (車検官が行う場合を除く)。

d) 車検担当者と役員のみが計量エリアに立ち入ることができます。 これらの人によって許可されていない限り、そのエリアへのいかなる介入も許可されていません

e) カートまたはドライバーは、技術代表 (または検査員) の許可なしに計量エリアを離れることはできません。

f) カートの重量測定に関するこれらの条項への違反は、当該ドライバーに罰則が課せられる可能性があります。

g) ドライバーと彼のカートの重量が技術規則で指定された重量を下回った場合、結果は書面で参加者に通知され、カートとそのドライバーは予選セッションまたは予選から失格となります。
関係するヒート、または最終段階のレースの場合は、クラスの最下位 (該当する場合、チャンピオンシップ ポイントの割り当てなし)。

h) サービスパークでは、重量を量る前に透明なペットボトルの水を飲むことは許可されますが (技術代表が承認した場合)、
ドライバーが頭から水をかけてレース全体にかけた場合は、カートとドライバーの重量に -1Kg のペナルティが科されます。
(例 ジュニア 145 - 1 = 144kg)



19. フロントフェアリング
CIK Specific Prescriptions 30章とCIK Technical Drawing No2dに記述される2021-2023の公認期限を持ったボディワークの公認マウントキットと公認フロントフェアリングを使用することが義務づけられます。
CIK Specific Prescriptions 30章とCIK Technical Drawing No2dにには、取付方法、検査方法、報告方法、ペナルティについてが記述してあります。



20. 格付と表彰
RMCレースの格付けは大会やシリーズの規則に記載してあります。
ファイナルの上位3人にトロフィーが授与されます。



21. 表彰式
ファイナルで1位、2位、3位になったドライバーは、順々に表彰台に上がらなければなりません。
優勝ドライバーの国歌が斉唱され、上位3位までのドライバーの国旗が掲揚されます。
3人は、表彰式中、レーシングスーツを着用しファスナーを上まであげていなくてはなりません。
オーガナイザーより帽子が提供されれば、それを表彰式中、着用しなければなりません。
ROTAXとそのスポンサーの、広告、宣伝、公開のために撮影(ドライバーの名前と写真を含む)に合意しなくてはなりません。
優勝ドライバーは、オーガナイザーから帽子が提供されれば、記者会見中、着用しなければなりません。
すべてのドライバーは、ROTAXとそのスポンサーが広告、宣伝、広報の目的でRMCレースの写真またはビデオ(ドライバーの名前と写真を含む)を使用することに同意します。



22. エントラント/ドライバーへの通知と注意事項
特定の事項に関するすべての通知、召喚状、およびスチュワードの決定は、この目的のためにROTAXによって開発されたアプリケーション ROTAX GLOBAL を使用して対象のドライバー/エントラントの携帯電話に電子的に送信されます。
または、公式ドライバーズボードに掲載されます。



23. ROTAX GLOBAL APPの機能
ROTAX GLOBAL APPは、iOS/Android端末で使用出来る無料アプリです。
ROTAX GLOBAL APPは、インターネット回線を必要とします。
ドライバー/エントラントの登録において自身のQRコード(EDITコード)を入手します、このコードを使用して自身の携帯端末に登録します、システムが公式な受信者であるかどうかを判定します。
ドライバー/エントラントは、このコードを秘密にしておく必要があります。
ROTAX GLOBAL APPは、EVA Event Management System(EMS)と連動しています。
EMSは、オーガナイザーと審査員による内部的に利用されるコミュニケーションプラットフォームです、ドライバー/エントラントに通知/注意事項を送信した時間とそれらを読んだ時間が記録されます。



24. 伝達方法
審査員は、通知や決定をEMS経由でドライバー/エントラントに送信します、全ての対象ユーザーは即座に各々の携帯端末にこの情報を受取ります。
ドライバー/エントラントがこの通知を読むと、EMSは即座に既読の通知と既読時間を記録し、これによって通知がドライバー/エントラントに公式に通知されたものとなります。
オーガナイザーは、ドライバー登録時にこのAPPの使用方法、登録方法を全て伝えることとします。
ドライバー登録時、エントラントはエントラントとして登録してある全てのドライバーに対してエントラントとしての責務に対応するという署名と同時にROTAX GLOBAL APPに登録します、携帯端末が大会中ネットワークに恒に接続していることを確約しなければなりません。 ドライバー/エントラントは、運営側から与えられたQRコードで登録しなければなりません。
携帯端末の紛失、破損、電池切れ等の場合に通知や審査員の決定を受取るために他の携帯端末に登録するのは、エントラントの責務です。
パドックエリアのネットワークがダウンした場合は、エントラント/ドライバーには個人的に通知がされます。



25. エントラントへの指示と伝達
公式予選、予選ヒート、決勝ヒートの全ての順位と結果及び大会オフィシャルの全ての決定は、ROTAX GLOBAL APPによって送信されかつ公式掲示板に提示されます。



26. 罰金
イベントの役員の指示を尊重しない参加者、ドライバー、アシスタント、主催者には、罰金が課せられる場合があります。
イベントからの失格(イベント審査委員会の決定に基づく)の場合、主催者はペナルティを請求する権利を留保します。
スチュワードが課した罰金は、直ちに主催者に支払わなければなりません。



27. 抗議と控訴
補足規則には、当該ASN によって設定された抗議または控訴の料金に関するすべての必要な情報が含まれるものとします。
抗議する権利はエントラントのみにあります。
それらは、予選プラクティスと予選ヒート(セカンドチャンスヒートを含む)、および最終段階のレースの結果が投稿されてから30分以内に、コース長またはその代理人に書面で提示されなければならない.。
それらには、補足規則に示されているように、ASN が定める料金が付随するものとします。
デポジットは、主催者の通貨または補足規則で定義されている通貨で支払うことができます。
コースのクラークまたはその代理人が不在の場合、それらはイベントのスチュワードまたはスチュワードの 1 人に宛てられるものとします。



28. パドックルール
パドック内にいる全員が、以下のパドックでのルールを守らなければなりません。

エンジンスタートは、Servising Parkでのみ許され、最大5秒間のみ始動することが許されます。
エリア外での始動や許された時間以上の始動に関しては、150ユーロの罰金、2度目に関しては大会除外とします。

パドックエリア、Servising Park、Parc Ferme、Assembly Area、スターティンググリッド、コース内では、喫煙及び火災につながる如何なる行為も禁止です。
オフィシャルを含む全員に規定され罰金は125ユーロ、サーキット施設退去を勧告されます。
これには電子たばこも含まれます。

オーガナイザーによって催されること以外でパドック内での料理は禁止です。

パドック内では、7歳以下の子供は常に同伴者といなくてはなりません。 リード等に繋がれていない動物はパドックエリアに入れません。

オーガナイザーが許可した場合を除いて動力を持った乗り物(ミニモト、スクーター等)を使用してはなりません、違反した場合、大会除外となります。



29. 消化器
安全のためオーガナイザーは、Servicing Park、Pre Gridに必要かつ十分な数の消火器を備えます。



30. ドライバーの行動規範
a) 全ての参加者は、ルールの下に行動し、レースオフィシャルとその決定に敬意を払わなければなりません。

b) すべての参加者 (ドライバー、エントラント、メカニック、役員) は、性別、性的指向、能力、外見、人種、肌の色、言語、政治的意見、家族の障害、文化的背景、宗教に関係なく、参加者の権利、尊厳、価値を尊重しなければなりません。
上記に対する差別の表明は絶対に容認されません。

c) 全ての参加者は、いかなる時でもその行動に関して責任を持ち、これを促進しなければなりません。

d) 全ての参加者は、走行に先立ち、使用する装備が十分に安全であることを確実にしなければなりません。
レギュレーションに従って公認されたレースウェア(ヘルメット、グローブ、シューズ、スーツ)のみが、使用されなければなりません。

e) 自分自身の技量に対して相手との差を判断するのは、参加者自身の責務で、走行中のリスクに関して責任を持たなければなりません。
レースにおける基本レベルの能力が必要であることを記しておきます。

f) 参加者は、走行に先立ち、健康状態や緊急時に必要な医療的処置等に関して明らかにしておかなければなりません。

g) 全ての参加者は、走行中及び大会中、他の参加者に対しエチケット、礼儀正しくすることを求められます。
大会中に起こるかもしれない問題や論争は、オフィシャル等の適正な人によって敬意をもって治められなければなりません。

h) スポーツにおいて子供の安全は、最優先です。 スポーツによって子供達の倫理観が発達促進されます。
走行中の安全を確保することは、参加者の責務です。

i) どのような大会に参加する時でも、提示されたルール、レギュレーション、スタート時間等を全て理解し、大会の進行を遅らせないことは、参加者の責務です。
それらのルール、レギュレーション等の不明点は、大会前に行なわれるドライバーズミーティングで尋ねなければなりません。

j) 全ての参加者は、環境と周辺住民に対して敬意を払わなければなりません。
不必要な騒音を減らし、使用する場所を出来るだけ綺麗に汚さないようにする事は責務です。

k) 全ての参加者は、走行中の飲酒、薬物使用が厳禁であることを尊重しなければなりません。
それは、犯罪であり許されるものではありません。 違反者は、大会から排除され、追加の処分を課せられることになります。

l) チーム、ドライバー、オフィシャル、オーガナイザー、ROTAXに関係する人達に対するSNS(Facebook、Twiter等)上の罵詈雑言は、
法的処置が執られることがあることを理解しなければなりません。



31. 一般的な安全について
a) カートを危険な状況から遠ざけるために厳密に必要な場合を除き、ドライバーがカートをレースとは反対の方向に運転することは固く禁じられています。

b) フリープラクティス (関連するチャンピオンシップの規定による)、予選、予選ヒート、および最終フェーズのレース中、ドライバーはコースのみを使用でき、常に運転に関する規定を遵守する必要があります。
サーキットは、コース両側にある白線によって定義されます。
ドライバーは、これらのラインの間のトラックの全幅を使用することができます。
カートの 4 つの車輪がこれらのラインの外側にある場合、カートはトラックを離れたと見なされます。

c) フリープラクティス (関連するチャンピオンシップの規定による)、予選プラクティス、予選ヒート、および最終段階のレース中に、停止したカートは、その存在をできるだけ早くコース上から取り除かなければなりません。
ドライバーが危険な位置から移動できない場合、ドライバーを助けるのはマーシャルの義務です。
ドライバーは、フリープラクティス、予選プラクティス、予選ヒート、または最終段階のレースが終了するまでカートの近くにいなければなりません。
インターバルで区切られた 2 つのパートにまたがるプラクティス セッションの場合、最初のパートでサーキット上のすべてのカートは、インターバル中に「スタート サービス パーク」に戻され、プラクティスの第 2 パートに参加することができます。

d) 「リペアエリア」外での工具による修理は禁止されています。取ることは禁じられています
カートに工具および/またはスペアパーツを搭載することは禁じられます。
ドライバーは、補足規則やブリーフィングで指示された「リペアエリア」でのみ助けを受けることができます

e) 給油が許可されている場合、給油は、このために提供された区域でのみ行うことができます。

f) 規則または規定によって明示的に示されている場合を除き、「リペアエリア」以外でカートを触ることができるのはドライバーのみです

g) 練習中、練習後、レース終了後にレースディレクターによってコースが閉鎖されたとき。
関係するすべてのカートは「フィニッシュパーク」またはパルクフェルメに待機となり、誰もコース内に入ることできません。
ただし、任務を遂行するマーシャルと、ドライバーは例外です。

h) フリープラクティス中 (当該選手権大会の規定による)、予選練習、予選ヒート、最終段階のレースにおいて「リペアエリア」以外では、ドライバー自身のみがカートを再始動することができます。
ドライバーは、コース上で「リペアエリア」以外では外部からの援助を受けることができません。
メカニックは、「Pre-Grid」の出口に書かれているラインを越えたドライバーを助けることはできません

i) レース、フォーメーションラップ、プラクティス中、ピットレーンおよび「リペアエリア」で速度制限が課される場合があります。
この速度制限を破るドライバーには規則またはコードで規定されているペナルティが課せられます。

j) ドライバーが練習中に機械的な問題に直面した場合、予選ヒートまたは最終段階のレースでは、安全上の理由でできるだけ早くトラックから避難しなければなりません。

k) ドライバーが衝突に巻き込まれた場合、ドライバーはスチュワードの合意なしでサーキットを離れてはなりません。

l) ドライバーは、マーシャルの指示がない限り、「リペアエリア」を離れることはできません。

m) 正式な指示は、コードで規定されている手順で信号によってドライバーに送信されます。
競技者は、これらの旗に似た旗を使用してはなりません。

n) コースを離れる、「フィニッシュパーク」に戻る、「リペアエリア」に入る場合は、安全を考慮してその意思を示ささなければなりません。

o) 競技中、テクニカルレギュレーションに違反したドライバーは、レースディレクターおよびまたはコース長の命令により
(最終ラップを除く)、「リペアエリア」で停止し、違反を修正してから、再びレースに参加する必要があります。

p) フリー走行、予選ヒートまたは最終段階のレースでは、ドライバーは常にテクニカルレギュレーションの第 3 条に規定されている完全装備を着用しなければならない。

q) パドック内をオートバイ、スクーター、またはその他の電動装置で移動することは禁止されています。
パドックおよびリザーブドエリア(国際スポーツ規定第 20 条を参照)でのカートエンジンの始動、慣らし運転、ウォーミングアップ、またはテストは固く禁じられています。
違反者には、最低 250 ユーロの罰金が科されます。
違反が繰り返された場合、スチュワードは当該ドライバーを競技失格とする場合があります。
規定第 12.2.3 条の適用において、スチュワードの決定に対する上訴は、同じ競技会の過程で、同じ競技者の失格を正当化するさらなる違反が犯された場合、一時停止の効果を持ちません。

r) 主催者は、フリー走行の開始から競技終了まで、サーキット規則第 2 部を満たすために提供されたすべての安全装置をトラック上に置くことを約束します。

s) 「ウェット レース」(レース ディレクションまたはレース ディレクターがパネルを介して合図する条件)の場合、タイヤの選択は、ドライバーの判断に委ねられます。
ドライバーのカートに間違ったタイヤが装着されており、ドライバーが遅すぎて他のドライバーにとって危険であると判断した場合、レースディレクター及びコース長は黒旗を使用する権利を留保します。
したがって、それ以外の場合は、«スリック» タイヤの使用が必須です。



33. ペナルティーカタログ
規則を犯した参加者は、以下の規則に従って罰則を科されます。 次のレースに:参加する者は、シーズン全体で規則違反の罰則を受け取るものとします。
参加者が一定の数の罰則を受け取った場合、次のレースから除外されるものとします。

スチュワードの決定を覆す方法はありません。 以下の違反および罰則は、スチュワードが罰則が正当であると判断した場合、一般的な規制に従って、さらなる罰則を課すこともあり得ます。

以下のペナルティーカタログを参考として下さい。

内容 ペナルティー
アンフェアな行為で利益を得た場合 5秒以下
一般的ではない危険な運転 10秒以下、又はヒート / 大会からの排除
レース前又はレース後の白黒旗 / 黄旗 無視 5秒以下
レース中の白黒旗 / 黄旗 無視 10秒以下
オレンジボール旗を2度無視 黒旗
黒旗無視(1回以上) ヒート / 大会からの排除
暴言、粗暴な行ない(ライセンスペナルティー 加点) ヒート / 大会からの排除(4~6ポイント)
ドライバーブリーフィング欠席 罰金150ユーロ
オフィシャルの指示に従わない ヒート / 大会からの排除
車検員からの違反報告、車両違反 ヒート / 大会からの排除
重量違反 ヒートからの排除
車検違反 大会からの排除
正しい位置では無いフロントフェアリング-公式予選 最速タイム抹消
正しい位置では無いフロントフェアリング-ヒート 5秒ペナルティ
フロントフェアリングを再アタッチしようとする行為 - 公式予選 / ヒート中 ヒートからの排除
フロントフェアリングを再アタッチしようとする行為 - チェッカー後 大会からの排除&JAFへの報告