MAX EURO Challenge in Salbris/フランス 2007年3月26日(月)

レースが終わりレンタカーのルノーをシャルルドゴールに返しに行き、ホテルにチェックインしたのが昨日の夕方、
ジェミニの野田さんと平峰パパとステーキを食べつつカートの話や英語の話をしました。
やはりみんな英語がしゃべれるようになりたいみたいです。
マラネロの愛ちゃんも凄く努力していて今回は全部自分でやったと聞きました。凄いことだと思います。
イギリス組は週末に行われるスーパーワンにカズキが出るので見に行くそうでサヨナラを言って別れました。
イギリスのマックススーパーワンはユーロチャレンジよりレベルが高いと言われています。
ボクは月曜日の昼までホテルでゆっくりして世界水泳を見ながら、忍者服部君とカートの話をずっとしていました。
ヨーロッパではアニメで本当に忍者服部君をやっていたので、
みんな「ヘイ!ハワユー、ニンジャ、ハットーリ!」と本当に言っています。
マックスのユーロのレベルの高さも各クラス凄いです。 シニアはセカチャンにすら出られない人もいるのですから。
シャーシ、エンジンの開発もかなり進んでいて、マックス用のシャーシを開発してきています。
マスターも含めて各クラス未塗装のシャーシやスペシャルと取れそうなのが走っています。
たぶん公認の範囲ギリギリのがあると思います。
エンジンのノウハウはかなりマニアックにやっていますし、
ユーロに来ている選手は基本自国のレースや各国を転戦しているみたいです。
一番驚いたのは去年のルーキーオブザイヤーを獲得したジュニアの選手、エストニアのケビン・コーフュー君です。
彼は自分の国のレースとオランダとあとどっかのマックスに出ながらユーロにも来ているみたいです。
エストニアと言えばロシアの近くですから、どこのレースに行くのにも24時間はかかると思います。 そりゃ速くなるはずです。
カズキもイギリスでがんばっていますがイギリスのマックスは150台とからしいです。
ボクも日本でももっとがんばらないといけません。日本ではレースには出られなくても走り込みは続けようと思います。
エンジニアさん達ですが、服部さんは松谷さんと取った初代ヨーロピアンチャンピオンなので
向こうでは日本以上に有名なエンジニアです。
彼は日本では以前車検失格疑惑などあったみたいですが、
ユーロの超厳しい車検でなんら問題にならないことから言って彼のクオリティの高さは間違いないです。
ユーロでは単純な反則はできません。
パルクフェルメにスプレー缶を持って入ることも出来ませんし、ガソリンホースの中にガソリンが残っていてもダメです。
車検ではエンジンは全てのパーツをバラバラにして検査し、チャンバーまでばらして内部パーツの寸法までミリ単位で測ります。
そのくらい厳しいのです。
でも、空港のバゲッジサービスで「これ、割れ物と貼っておいてください」と言う彼の後に
「これ笑われ者と貼っておいてください」と言うドライバーがもれなく付いてくるので、
「タッキー、クイック、ニンジャ!ファニーピープル。(おかしな人たち)」などと事務局のジェニーさんにも複数形で笑われています。

そんなことで昨日までのレースの内容やギラードシャーシのことを話したりしながら午後の飛行機で
一路オランダのアムステルダム、スキポール空港へ飛び、郊外のホテルにチェックインしました。
明日はまたまたレンタカーで高速移動、ロッテルダムにあるP.D.B.レーシング(ピーターデブリン)に行こうと思います。

Report by Takiyama