MAX EURO Challenge in Salbris/フランス 2007年3月23日(金)



朝から練習が2回とタイトラでした。朝の練習はドライでは速い選手の一人に入りました。
2回目はテストのために周回しました。2回目のタイムは見ていなかったんですけど、
タイムが去年のメカの青鬼(アントニオ・デットリ、ザナルディ)と1000分の1秒まで一緒だったのには笑いました。
日本ではタイミングモニターで見ていたみたいで、セッション後に「あんたら何鬼ごっこしてんの?」と電話で言われました。
「サルディニア島へ帰れ!」と言っておきました。
昼からのタイトラでは、1分4秒4台が6人いましたがその中に入ってしまいました。
11 位です。
コンマ1速ければ良かったのですがかなりの接戦になりそうです。
マスターのレベルも来てますよ。
走り方を忘れていたので奥のテクニカルセクションに行ったら、マラネロ、ザナルディがいて久しぶりに、TJのアントニオにも会えて嬉しかったです。
「お前の走りは何だ ありゃー、おっそいやないか、へったくそー」と言われました。
タイムは青鬼と同じですし。

今日は昨日に引き続き、変な言葉が飛び交っているギラードパドック周辺でしたが、さらに今度はボクが言葉の練習をさせられるはめになりました。
ベルギーでは二つの言語を話しています、ドイツ語系のワロン語とフランス語系のフラマン語です。
アントワープカーティングのあるアントワープはフランドル地方なのでフラマン語を話します。
今回ベルギーからはマスターが1人とジュニアが1人出ています。
彼らはフラマン語を話しますが何も分かりません。
それと、あとシニアが1人、ジュニアが一人いますが、彼らはラトビア人です。
ティムですらラトビア語は難しくて分からないと言っています。

ギラードベルギーはビッグボスのウィリーとティムがベルギー人でメカはみんなラトビア人です。
そんなわけで、チームの公用語は英語です。
ベルギー人ドライバーは13才のニコラスも37才の歯科医師のアルナーも英語を話します。
大人はフランス語も完璧です。英語はラトビア人達もかなり話します。
そして一番の驚きは服部メカです。完璧に英語が通じています。
だからもう途中からは日本人は日本語、ベルギー人はフラマン語というのをやめて、みんなが英語を話していました、
ボクと 忍者服部くんもそう、あとで他の人に通訳をするのも邪魔くさいし、
信用問題も含めて内緒話は一切無し、忍者服部くんにもみんなの前ではずっと英語でした。
でもボクは「ラトビア」という言葉を言えなくて、「同じや!」っちゅうのに、ジュニアのハラルドにさんざん言わされたあげく、
「1日30分ラトビアと言うように!」と念を押されてホテルの庭で「ラ〜トヴィア」と叫び、グリルで注文するときにも「ラ〜トヴィア」と言いました。

イギリスのプロトレインから出ている平峰一貴君ですが、速さは1番で、速い選手の最大のライバル、
ルーキーのジュニア選手にとってはもう目標となっています。
うちのチームのニコラスも練習から見て学んでいるようでしたし、
予選の時に後ろを走る機会があったときに「かずきひらみね、の走りを見て学んだか?」と言ったら、真剣に答えていました。
今年からプロトレインで走っているアメリカチャンピオンの子も「カズーキはマッチファスターザンナイ、ゼロポイントファイブ!」と
真剣に悩んでいました。
小瀬君も練習から速いので注目されています。
日本からテレビが来ているというのもパドックの話題になっていました。
Report by Takiyama