ROTAX MAX Challenge
Technical Regulations 2009
Ver2009.02.03

以下は、RMC推薦レギュレーションを国内向けにしたものです。
国外レースにおいては、異なる部分があります、ご注意下さい。
不明な点は、各開催コース又は、(株)栄光にお問い合わせ下さい。

1. カテゴリー
・ ROTAX 125 Mini MAX 排気量125cc
・ ROTAX 125 Junior MAX 排気量125cc
・ ROTAX 125 MAX 排気量125cc
・ ROTAX 125 MAX DD2 排気量125cc 2速


2. 車両登録
それぞれのイベントでは以下に定める(最大)数を登録することが出来ます。
シャーシ:1台
スリックタイヤ:1セット
レインタイヤ:1セット
エンジン:2基


3. カート
3.1.  シャーシ
・125MiniMAX、125JuniorMAX 及び 125MAX クラス
ROTAX公認ディストリビューターによって認可されたシャーシは、いかなるものでも使用可。
円形チューブに限ります。
リアアクスルの最大直径は50mm、厚みに関しては、CIK-FIAルールに準じます。

※フロントブレーキに関して
125MiniMAX 及び 125JuniorMAXクラスでは、フロントブレーキ付きシャーシの使用は、許可されません。
125MAXクラスでは、フロントフットブレーキ付シャーシのみ、許可されます。
MAX Mastersクラスでは、フロントブレーキに関する制限はありません。



・125MAX DD2クラス
BRP-ROTAXによって公認されていなければなりません。
シャーシは、CIKのシフタークラス(フロント/リアブレーキ装備)に沿ってデザインされていなければなりません。
ブレーキシステムは、CIKのホモロゲーションを受けたものでなければなりません。
ROTAX Rear Tier Protection Systemを使用していなければなりません。
公認シャーシは、ROTAXホームページに記載されます。

3.2.  ボディーワーク
・125MiniMAX、125JuniorMAX 及び 125MAX クラス
各国の競技団体又は、CIK-FIAのレギュレーションに従わなければなりません。

・125MAX DD2クラス
各国の競技団体又は、CIK-FIAのレギュレーションに従わなければなりません。
最新のCIK-FIAホモロゲーションに沿って公認されたボディーワークのみ許可、ROTAX Rear Tier Protection Systemのみ使用可。


4. タイヤ
Slick tiers;
・125MiniMAX : DUNLOP SL83
・125JuniorMAX 及び 125MAX : MOJO D2
・125MAX DD2クラス : MOJO D2


Wet tires;
・125MiniMAX : BRIDGESTONE YGR
・125JuniorMAX 及び 125MAX : BRIDGESTONE YGR (シリーズにより MOJO W2)
・125MAX DD2クラス : MOJO W2

改造やタイヤトーリートメント不可


5. データロガー
全てのデータロガーシステムは、許可。


6. 複合素材
複合素材(カーボンファイバー等)は、シート及びフロアトレイを除いて禁止


7. 安全装備
スーツ、ヘルメット、シューズ、グローブその他の安全装備に関してRMCをオーガナイズする各国の競技団体のレギュレーションに従わなければなりません。

7.1 ネックサポート
ROTAX 125 Mini MAXクラスにおいてネックサポートの装着を義務づけます。
ROTAX 125 Junior MAXクラス及びROTAX 125 MAXクラスにおいては、推奨とする。



8. 燃料
ガソリンスタンドから購入できる一般市販無鉛ガソリン、最大98オクタン


9. エンジン
2009年国内レースにおいては、下記のように封印は使用しませんが、
RMC登録エンジン番号に記載されているもののみがRMCシリーズにおいて使用できるとものとします。

全てのRMC、RMCGF/IRMCEレースにおいて、以下の手順に沿ってチェックされたROTAXカートエンジンのみの使用を適法とします。
各国のRMCレースにおけるエンジンは、当該国のROTAX Authorised Distributo又は、Distrbutorによって認定されたService Centerrによってチェックされ封印されたもののみ使用を許可されます。
当該国のROTAX Authorised Distributoは、公式にエンジンをチェックし封印できるService Centerのリストを公表しなければなりません。
IRMCEにおいては、全てのROTAX Authorised DistributoとService Centerのみが、エンジンをチェックし封印出来るものとします。
ROTAX社は、公式にエンジンをチェックし封印できるROTAX Authorised DistributoとService Centerのリストを公表します。
RMCGFにおいては、ROTAX社のみが、エンジンをチェックし封印出来るものとします。
ROTAX Authorised DistributoとService Centerによって封印されることが、Technical Specificationに沿って組み立てられたエンジンであることの確認とします、
勿論、新品のエンジンも封印される前にTechnical Specificationによってチェックされなければなりません。
エンジンは、ROTAX封印(6桁の番号とROTAXロゴが入った黒色のアルミニウム、写真参照)によって封印されなければなりません。
エンジンは、インテークフランジの(1)のネジ、シリンダーの(2)のネジ、ヘッドカバーの(3)のネジを鉄のケーブルによって通して封印されなければなりません(写真参照)


エンジンがROTAX Authorised DistributoとService Centerによってチェックされ新しく封印される時はいつでも、
エンジンの所有者が持つエンジンIDカードに以下の項目を確認、記載しなければなりません。
・エンジンシリアル番号
・エンジン封印番号
・エンジンを規定通りにチェックして封印したことを証明できる者のサインと印鑑


車検の時には、ドライバーは以下の物を提示しなければなりません
・破損のない封印が取付けられたエンジン
・エンジン番号、封印番号が一致し、封印した者のサインとスタンプがあるエンジンIDカード

各国のRMCレースをオーガナイズするROTAX Authorised Distributorは、車検から終了までの間にエンジンが壊れた場合、
再封印することが出来る公平な立場のService Centerを指名する必要があります。
IRMCEレースにおいては、ROTAX Authorised DistributorとService Centerが、車検から終了までの間、再封印することは許されません。
レースの間、車検の時間を短縮するためアクセサリー類(キャブレター、マフラー、ラジエター......)のみをチェックします。

勿論、レースの前後、抗議があった場合は、車検官は、Technical Specificationに沿ってエンジンを開け再チェックすることが出来ます。
もし、封印が破損した場合は(いかなる場合でも)、Technical Specificationに沿って全てチェックされROTAX Authorised Distributor又は、Service Centeによって再封印されなければなりません。

特に明示されない限り、125MiniMAXエンジン、125JuniorMAXエンジン、125MAXエンジン、125MAX DD2エンジン用にデザインされ(株)栄光より供給されたRotax純正部品のみを適法とします。
いかなる場合も、エンジンとその付属部品をモディファイしてはなりません
“モディファイ”とは、オリジナルの設計から外観、内容、機能等を変更することと定義されます。
モディファイには、部品の追加、取出し、ルール内で許されている部品以外の物の使用も含まれます。
使用上、調整可能に特別に設計されたもの(キャブレターや排気バルブの調整)に関しては、モディファイとは、定義しません。

内部付加物:
エンジンや構成物を初期の状態に戻したり、エンジンのO/H以外でいかなる付加物も加えることは出来ません。 
*エンジンや排気系の中や外に壁面コーティングやセラミックコーティングを使用することは禁止です。
*摩擦低減コーティングをエンジンやエンジン構成物に使用することは禁止です。
*シリンダーヘッドカバーにペイントすることは許可されます。

適法付加物:
この書面内で許される制限内で、チェーンガード、エンジンマウント、水温計、タコメーター、アワーメーター、燃料フィルター、キャッチタンク、取付ブラケット、イグニッションコイルブラケットです。

技術的に制限を設けない物:
純正以外の留め具、サークリップ、ワッシャー、指定のヘッドボルト、アース線、スロットルケーブルハウジング、燃料チューブ、パルスチューブ(タイプ/径)は、特別に明示されない限り許されます。

注意:
以下に挙げる技術的なルール上で0.1mm、又はそれ以下の寸法を測定する場合、測定物の温度は、10℃〜30℃でなければなりません。

9.1 Techinical Specification(封印内) for ROTAX kart engine:
   125MiniMAX(13.6hp)
   125JuniorMAX(20.4hp)
   125MAX(28.5hp)

スキッシュ 1.0 125MiniMAX:1.20-1.80mm
1.1 125JuniorMAX:1.20-1.80mm
1.2 125MAX:0.90mm-1.50mm (国外は、125MAX:1.00mm-1.50mm)
スキッシュは、2mmのワイヤーを使用してマイクロメーターで測定されなければなりません、
クランクシャフトは、ワイヤーが潰れるように手でゆっくりとTDC(上死点)まで回されなければなりません。
スキッシュは、ピストンピン方向の左右で測定されなければなりません。 その平均値を測定値とします。
燃焼室 2.1 認識コードは、”223389”、”223389 1”、”223389 2”でなければなりません。
2.2 ROTAX又は、MADE IN AUSTRIAの名前が型取られていなければなりません。

2.3 燃焼室の高さは、公差+0.0/-0.1mm内で27.55mm(A)から公差±0.2mm内で28.80mm(B)以内でなければなりません。
2.4 燃焼室の輪郭は、燃焼室テンプレート(部品番号277 390)で確認されなければなりません。
燃焼室の輪郭と定規の間の隙間は、すべての輪郭において同一でなければなりません。

NOTE:このテンプレートチェックは簡易的なものです、
疑わしい物があった場合は、全ての寸法をチェックしなければなりません
ピストン/リング 3.1 純正のコーティングされた又はコーティングされていないアルミ鋳造ピストンにリングが1つ。
ピストンの内側には、“ELKO”(1)と“MADE IN AUSTRIA”(2)が型取られていなければなりません。
3.2 機械加工された部分は、ピストンの上面、外周、ピストンリング溝、ピストンピン穴、ピストン下面の内周、
工場出荷前に加工(3)されたピストンスカート、それ以外の表面は、機械加工されていなく鋳造面をしていなければなりません。

3.3 純正の“E CRY K”又は、”ROTAX 215 547”スタンプが入った帯磁金属L型1mmリング
ピストンピン 4.1 ピストンピンは、帯磁金属でなければなりません。
4.2 図の様でなければなりません。

4.3 ピストンピンの重さは、32.10g以下であってはなりません。
シリンダー 5.1 Gilnisilメッキをした軽合金シリンダーで、いかなる再メッキも禁止です。
5.2 1つのメイン排気ポートを持っています。
5.3 最大ボア:54.085mm(排気ポートの上10mmでの数値) (国外は、54.035mm)
5.4 シリンダーには、ROTAXのロゴマーク(写真参照)
5.5.1 125MiniMAX 及び 125JuniorMAX:
圧力式排気バルブ無し、シリンダーは、認識コード223 999、223 998又は、223 994でなければなりません


5.5.2 125MAX:
圧力式排気バルブ有り、シリンダーは、認識コード223 997、223 996 又は、 223 993でなければなりません


5.6 シリンダー高は、87mm 公差-0.05/+0.1mmでなければなりません。
5.7.1 全てのポートと通路は、吸気入口部分のバリを取る為、製造過程において工場で加工されている所を除いて
鋳造面でなければなりません。

5.7.2 全てのポートは、縁が面取りされています、追加加工はいかなる場合でも禁止されます。

5.7.3 排気ソケットの接触面は、製造過程において工場で鏡面加工又は機械加工された跡がある可能性があります。

5.7.4 排気ポートの上面縁は、
鋳造面


又は、CNC加工


又は、CNC加工に手作業の加工

でなければなりません。
排気ポートには、ニカシルコーティングで生じるバリを取る為と鋳造過程で生じる僅かなバリを取り除く為、
製造過程において工場で部分的な加工を施した跡がある可能性があります。
5.8.1 排気ポートタイミング  測定方法・注意事項
排気ポートタイミング(シリンダートップと排気ポートトップの間隔)は、
テンプレート(ROTAX部品番号 277397)を用いてチェックされなければなりません。
テンプレートをシリンダー壁面に接するようにシリンダー内に入れます、
排気ポートの中央(最も高い部分)にテンプレートの突起を向け、
突起が排気ポートの上端に当たるまで上げます。
シリンダー上部とテンプレートの間に隙間ゲージを入れます。
以下の値の隙間ゲージが、入ってはなりません、
125 Mini/Junior MAX:0.90mm
125 MAX:0.75mm
注:Junior/MAXそれぞれのシリンダーに対応したテンプレートを使用して下さい。

CellOPENクラスは、この限りではありません。
5.9 排気バルブ(125MAXのみ)
ピストンがシリンダー上面に向かって動いて最初に排気ポートを完全に塞いでいるとき、
排気バルブゲージ(ROTAX部品番号 277030)がシリンダー表面で止まるまで挿入出来なければなりません。
(0.05mmの隙間ゲージが入ってはなりません。)
吸気システム 6.1 インテークマニフォールドには、ROTAXのマークと認識コード267 915のマークがあります。
6.2 工場において製造工程上キャブレター取り付け部等で鏡面加工してあることもあります。
これは手作業により3mm以下のわずかなものでしかありません。
研磨したり機械加工したりすることは、すべて禁止です。
6.3 リードバルブAssyには、2つのペタルストップと2つのリード、 各々3つの弁が備わっています。
6.4 リードの厚みは、0.6mm±0.08mmです。
6.5 125MiniMAXのみインテークリストリクターを装着しなければなりません。 φ19.0mm±0.2mm
追加加工はいかなる場合でも禁止されます。
クランクシャフト 7.1 ストローク:54.5mm±0.1mm
7.2 コンロッドは、シャフト部分に“213”又は“365”又は”367”の番号がマークしてなければなりません。
7.3 コンロッドのシャフトは、機械加工されていません(銅メッキ)。シャフトの切削や研磨は認められません。
バランスシャフト 8.1 バランスシャフトは装着され稼働していなくてはなりません。
8.2 237945と237949両方とも許可されます。
8.3 表面(1)は、機械加工されていなく鋳造面でなければなりません。
8.4 バランスシャフトの中心からバランスシャフトのフライウェイトの外縁までの測定値は、
規定値以下の値であってはなりません。
8.5 乾燥したバランスシャフトの最小重量は、以下の値以下であってなりません。
部品番号237945 - 355g
部品番号237949(237948) - 255g
クランクケース 9.1 製造者より供給された物、2つのメイン吸気経路及びクランクケースへの研磨機械加工は、一切不可です。



9.2 Techinical Specification(封印外) for ROTAX kart engine:
   125MiniMAX(13.6hp)
   125JuniorMAX(20.4hp)
   125MAX(28.5hp)

競技者が自身のエンジン(封印の外側の部分)が以下のTechnical Specificationに沿っているかどうかをチェックする責務があります。

バランスドライブ 10.1 Ver.1
バランスギアは、リペアマニュアルの規定通りの方向で組み付けられなければなりません。
プラスチック製バランスギアは、旧型クラッチとの組み合わせでなければなりません。
10.2 Ver.2
バランスギアは、リペアマニュアルの規定通りの方向で組み付けられなければなりません。
鉄製バランスギアは、新型クラッチ、及び旧型クラッチとの組み合わせで使用できます。

点火系 11.1 DENSOデジタルバッテリーイグニッション、可変点火タイミング、調整は不要また不可 レース主催者は、いつでも主催者から供給されるイグニッションシステムとドライバーの物とを付け替えることを要求することが出来ます。
11.2 点火コイルの型に“DENSO”と“129000-”がなければなりません。
11.3 点火コイルのターミナル部分に3つのピンがなければなりません。
11.4 点火コイルのコネクター部分の色は、黒でなければなりません。
11.5 コイルは、ギアボックスカバーに2つの純正防震ゴムを介して取付けられていなければなりません。
シャーシ取り回しの関係上、正規の場所に付けることが出来ないときのみ、強固な金属ステーにより純正位置の穴を使い最小の移動で取り付けることは許されます。
11.6 ピックアップは、029600-0710の印が付けられていなければならず、2行目には、製造記号が記してあります。

ヒント:金属ボール(直径3-5mm)をピックアップのエンジン側に置いたとき、
金属ボールがピックアップの真ん中で止まらなければなりません。
11.7 点火プラグ:DENSO IW24、27、29、31、34 国内では、プラグの制限はありません。DENSO IW 推奨
11.8 プラグキャップには、“NGK TB05EMA”のマークがなければなりません。
11.9 下記のバッテリーを使用しなければなりません。
FIAMM-GS FG20651、FG20722、FGHL20722、FGH20902、YUASA YT7B-BS、GS YUASA YT7B-BS、ROTAX RX7-12B

11.10 バッテリーは、純正のバッテリークランプ、バッテリーカバー(イラスト参照)を使いシャーシに
少なくとも2つのネジを使い取り付けられていなければなりません。
その位置に関しては自由とします。
11.11 バッテリーは、イラストに示される(Version1又は、Version2)全ての部品を使用して取り付けられなければなりません。
11.12 アース線について
アース線の長さは、15cm以内の物とし、最大2本まで許可されます。
但し、写真のようにイグニッションとギアボックスカバーを結ぶ物のみとし、それ以外は一切禁止します。

以下は、禁止の例です
・バッテリーからエンジンへのアーシング
・イグニッションから直接ヘッドカバー、並びにシリンダーへのアーシング
排気バルブ 125MAXのみ
12.1 製造者より供給された物の未改造品のみ許されます。
スプリングは、取り付けられていなければなりません。
12.2 排気バルブの長さは、36.5mm +0.2/-0.3mm 以内です。
12.3 カラーの幅は、4.8mm±0.3mm 以内です。
遠心クラッチ 13.1.1 旧型クラッチ
乾式遠心クラッチで最大3,000回転で繋がります。
つまり最大3,000回転で手助け無しにカート(ドライバー無し)が、動き始めなければなりません。
製造者より供給された未改造品のみ使用を許され、マニュアルに沿って組付けられなければなりません、
組付け後、油脂類は速やかに除去されていなければなりません、
又いかなる物の塗布、付加等は一切禁止とします。



又は
13.1.2 新型クラッチ
乾式遠心クラッチで最大3,000回転で繋がります。
つまり最大3,000回転で手助け無しにカート(ドライバー無し)が、動き始めなければなりません。
製造者より供給された未改造品のみ使用を許され、マニュアルに沿って組付けられなければなりません、
組付け後、油脂類は速やかに除去されていなければなりません。
又いかなる物の塗布、付加等は一切禁止とします。

※クラッチドラムを取付けずにエンジンを始動しないで下さい、クラッチが変形/破損してしまいます。
変形したクラッチは使用しないで下さい



この組み合わせに限ります


この組み合わせは、禁止です
13.2
13.3 新型クラッチのクラッチとクラッチドラムは、下記の寸法の範囲内でなければなりません。
13.3.1 クラッチ高

最小値:11.45mm
13.3.2 クラッチシュー厚

測定は、機械加工された溝から5-10mmのクラッチが広がる部分3ヵ所を測定しなければなりません。
(クラッチが広がっていなく隙間がない状態でなければなりません)
24.10mm以下であってはならない
13.3.3 クラッチドラム外径

測定は、クラッチドラム外側の角(ドラムが開いている方向ではありません)で測定されなければなりません。
最少外径:89.50mm
13.3.4 クラッチドラム内径

測定は、クラッチドラムの真ん中(クラッチが接する部分)でなければなりません。
最大内径:84.90mm
13.3.5 クラッチドラム高(スプロケット含む)

最少高:33.90mm
インテークサイレンサー 14.1 洗浄可能なエアフィルターを装備したVer1とVer2のインテークサイレンサーは、
以下に示す全ての部品が使用されていなければなりません、
又、ドライ/ウェットを問わず2つのネジでサポートブラケットに取付けられていなければなりません。

Version 1


Version 2


2011年よりVersion2のみ使用可となります。
14.2 Ver 1に関して、ヘビーレイン時、水が自動的に排出されるよう、
インテークサイレンサー底部のプラスチック成型時に出来る印の中心に直径8mmの穴を1つ開けることは許可されます。

この穴は、ドライコンディションでも塞がずに使用します。
14.3 Ver 2に関して、インテークサイレンサーケースボトムには、内側にパーツ番号225015が記してあります。
14.4 Ver 2に関して、インテークサイレンサーケーストップには、内側にパーツ番号225025が記してあります。
14.5 エアクリーナーは、必ず上図のように装着されなければなりません。
キャブレター 15.1 DELL’ORTOキャブレター
15.2 キャブレター本体に“VHSB34”の型取り
15.3 キャブレター本体に"QD"又は、"QS"のスタンプ
15.4 口径内面は完全に鋳造面
15.5 ニードルジェットに“FN266”のスタンプ
15.6 キャブレタースライドにサイズ”40”のスタンプがなければなりません更にスライドの底面は鋳造面
15.7 ジェットニードルに"K27"又は、"K98"のスタンプ
15.8 以下の2通りの組み合わせのみ許可とします
国内では、ROTAX純正部品を使用する限り、組み合わせは自由とします。
フロートは、”gr5.2”又は、”gr3.6”
ジェットは、”30”又は、”60” のみが、ROTAX純正部品です。
15.8.1 ケース1:
フロートは、”gr5.2”のマーク
アイドルジェットには、”30”のスタンプ
アイドルジェットインサートには、”30”のスタンプ
15.8.2 ケース2:
フロートは、”gr3.6”のマーク
アイドルジェットには、”60”のスタンプ
アイドルジェットインサートには、”60”のスタンプ
15.9 スタートジェットには、”60”のスタンプ
15.10 キャブレターアジャストネジのセッティングは自由
15.11 160番以下及び200番以上のメインジェットは、ROTAXからは推奨されません。
15.12 160番以下及び200番以上のメインジェットは、ROTAXより供給されないが、許可されます。
最小メインジェットサイズが各レースにより指定されることもあります。
15.13 各レース毎に"Supplementary Regulation"が提示されます。
燃料ポンプ 16.1 MIKUNI製ダイアフラムポンプがインテークサイレンサーブラケットによって(底又は横)に取付けられていなければなりません。
燃料フィルター 17.1 燃料フィルターの種類/取付位置ともに自由とします。
ラジエター 18.1 図に示す単層アルミラジエター
18.2 冷却面:高さ=290mm、幅=133mm
18.3 ラジエター厚:32mm
18.4 ラジエターの取付け位置は、エンジンの右横
18.5 ラジエターは、Ver1及びVer2に示されている全ての構成部品によって取付けられなければなりません。
18.6 一切の追加冷却装置は禁止とする。
温度調整する為にラジエターにテープを貼り付けることを認める。 但し、テープを貼り付ける場合、テープが剥がれないように必ず一巻以上すること。
また、シャッターカバー(温度調整用カバー)の取付も認める。 但し、危険な構造であってはならず、堅固に固定されていなければならない。
コース/主催者によって異なる場合があります、詳しくは、主催者/コースへお問い合わせください。
18.7 シリンダーヘッドカバーからサーモスタットを取り外すことは許可されます。
Ver2において、○内のどちらの取付方でも許可されます。

Version 1


Version 2

ラジエター液 19.1 グリコール系不凍液は不可
添加物を含まない水のみ使用しなければなりません。
排気系 20.1 ROTAXから供給された物でなければならず、消音装置の消音部材を交換する以外改造することは出来ません。
消音部材を交換する時は、リベットに換え強固にネジ止めしなければなりません。
20.2 標準のエキゾーストソケットを使わなければなりません。
20.3 消音部以降の排気パイプは、図のようです。
20.5 入口円錐部の長さ:592mm±5mm(排気パイプの始まりから円柱部の始まりまでの外側を測定)
20.6 排気パイプ円柱部の長さ:125mm±5mm
20.7 最終円錐部の長さ:225mm±5mm
20.8 180度湾曲部の外径:41mm+1.5mm/-1.0mm(湾曲部の始まりから終わりまでを測定)
20.9 1つの純正消音マットのみ使用することが、許可されます。
20.10 騒音を低減するための特別な器具を追加する以外は改造不可
20.11 フランジ部より50mmの部分上部に排気温度センサー用のソケットを溶接することは、許可されます。
20.12 最大で4個のROTAX純正チャンバースプリングを使用することは、許可されます。
(フランジ部分にワイヤーを使用することは、許可されません。)
20.13 消音カバーは、写真のように純正品2種類が許可されます。
20.14 125MiniMAXのみ排気リストリクターを装着しなければなりません。 φ22mm±0.2mm
追加加工はいかなる場合でも禁止されます。
排気音 21.1 排気音が92dB(A)を越えたとき、消音マットをROTAX純正のスペアパーツと交換しなければなりません。
21.2 排気音測定手順
*測定場所は、コース上のエンジンが最高負荷を出している場所、
回転数でいえば11,000から12,000回転の場所でなければなりません。
*集音部は、コース面から1mの高さでコースに対して直角に設置されなければなりません。
*集音部とカートの距離はコース上の理論上のラインで7.5mでなければなりません。
*カートは、コース上の理論上のラインで最高負荷を駆けていなくてはなりません




9.3 Techinical Specification(封印内) for ROTAX kart engine:
   125MAX DD2(32.6hp)

スキッシュ 1.1 125MAX DD2:0.90-1.30mm
スキッシュは、2mmのワイヤーを使用してマイクロメーターで測定されなければなりません、
クランクシャフトは、ワイヤーが潰れるように手でゆっくりとTDC(上死点)まで回されなければなりません。
スキッシュは、ピストンピン方向の左右で測定されなければなりません。 その平均値を測定値とする。
燃焼室 2.1 認識コードは、”223389”、”223389 1”、”223389 2”でなければなりません。
2.2 ROTAX又は、MADE IN AUSTRIAの名前が型取られていなければなりません。

2.3 燃焼室の高さは、公差+0.0/-0.1mm内で27.55mm(A)から公差±0.2mm内で28.80mm(B)以内でなければなりません。
2.4 燃焼室の輪郭は、燃焼室テンプレート(部品番号277 390)で確認されなければなりません。
燃焼室の輪郭と定規の間の隙間は、すべての輪郭において同一でなければなりません。

NOTE:このテンプレートチェックは簡易的なものです、
疑わしい物があった場合は、全ての寸法をチェックしなければなりません
ピストン/リング 3.1 純正のコーティングされた又はコーティングされていないアルミ鋳造ピストンにリングが1つ
ピストンの内側には、“ELKO”(1)と“MADE IN AUSTRIA”(2)が型取られていなければなりません。
3.2 機械加工された部分は、ピストンの上面、外周、ピストンリング溝、ピストンピン穴、ピストン下面の内周、
工場出荷前に加工(3)されたピストンスカート、それ以外の表面は、機械加工されていなく鋳造面をしていなければなりません。

3.3 純正の“E CRY K”又は、”ROTAX 215 547”スタンプが入った帯磁金属L型1mmリング
ピストンピン 4.1 ピストンピンは、帯磁金属でなければなりません。
4.2 図の様でなければなりません

4.3 ピストンピンの重さは、32.10g以下であってはなりません。
シリンダー 5.1 Gilnisilメッキをした軽合金シリンダーで、いかなる再メッキも禁止
5.2 1つのメイン排気ポートを持っています。
5.3 最大ボア:54.085mm(排気ポートの上10mmでの数値)  (国外は、54.035mm)
5.4 シリンダーには,ROTAXのロゴマーク(写真参照)
5.5 圧力式排気バルブ有り、シリンダーには、認識コード613930 又は 613931
5.6 シリンダー高は、公差-0.05/+0.1mm内で86.7mmでなければなりません
5.7 全てのポートと通路は、吸気ポートとその通路が製造過程において工場で鏡面加工されている所を除いて鋳造面です。
全てのポートは、リングのじゃまにならないよう縁が面取りされています。
いかなる追加加工も禁止されます。
排気ポートの上面は、工場出荷以前に加工されている可能性があります。
排気ソケットの接触面は、工場出荷以前に加工された跡がある可能性があります。
5.7.1 全てのポートと通路は、吸気入口部分のバリを取る為、製造過程において工場で加工されている所を除いて
鋳造面でなければなりません。
5.7.2 全てのポートは、縁が面取りされています、追加加工はいかなる場合でも禁止されます。
5.7.3 排気ソケットの接触面は、製造過程において工場で鏡面加工又は機械加工された跡がある可能性があります。
5.7.4 排気ポートの上面縁は、
鋳造面


又は、CNC加工


又は、CNC加工に手作業の加工

でなければなりません。
排気ポートには、ニカシルコーティングで生じるバリを取る為と鋳造過程で生じる僅かなバリを取り除く為、
製造過程において工場で部分的な加工を施した跡がある可能性があります。
5.8 排気ポートタイミング  測定方法・注意事項
排気ポートタイミング(シリンダートップと排気ポートトップの間隔)は、
テンプレート(ROTAX部品番号 277397)を用いてチェックされなければなりません。
テンプレートをシリンダー壁面に接するようにシリンダー内に入れます、
排気ポートの中央(最も高い部分)にテンプレートの突起を向け、
突起が排気ポートの上端に当たるまで上げます。
シリンダー上部とテンプレートの間に隙間ゲージを入れます。
以下の値の隙間ゲージが、入ってはなりません、
125 MAX DD2:0.75mm
注:DD2のシリンダーに対応したテンプレートを使用して下さい。
5.9 ピストンがシリンダー上面に向かって動いて最初に排気ポートを完全に塞いでいるとき、
排気バルブゲージ(ROTAX部品番号 277030)がシリンダー表面で止まるまで挿入出来なければなりません。
(0.05mmの隙間ゲージが入ってはなりません。)

吸気システム 6.1 インテークマニフォールドには、ROTAXのマークと認識コード267410のマークがあります。
6.2 工場において製造工程上キャブレター取り付け部等で鏡面加工してあることもあります。
これは手作業により1mm以下のわずかなものでしかありません。
研磨したり機械加工したりすることは、すべて禁止です。
6.3 リードバルブAssyには、2つのペタルストップと2つのリード、 各々3つの弁が備わっています。
6.4 リードの厚みは、0.6mm±0.08mmです。
クランクシャフト 7.1 ストローク:54.5mm±0.1mm
7.2 コンロッドは、シャフト部分に“213”又は“365”又は”367”の番号がマークしてなければなりません。
7.3 コンロッドのシャフトは、機械加工されていません(銅メッキ)。シャフトの切削や研磨は認められません。
2速ギアボックス 8.1 プライマリーシャフトには、19Tの1stギア、24Tの2ndギアが、付いています。
8.2 1stギアのアイドルギアは、81Tでなければなりません
8.3 2ndギアのアイドルギアは、77Tでなければなりません
クランクケース 9.1 製造者より供給された物、2つのメイン吸気経路及びクランクケースへの研磨機械加工は、一切不可です。


9.4 Techinical Specification(封印外) for ROTAX kart engine:
   125MAX DD2(32.6hp)

競技者が自身のエンジン(封印の外側の部分)が以下のTechnical Specificationに沿っているかどうかをチェックする責務があります。

点火系 10.1 DENSOデジタルバッテリーイグニッション、可変点火タイミング、調整は不要また不可 レース主催者は、
いつでも主催者から供給されるイグニッションシステムとドライバーの物とを付け替えることを要求することが出来ます。
10.2 点火コイルの型に“DENSO”と“129000-”がなければなりません。
10.3 点火コイルのターミナル部分に4つ又は6つのピンがなければなりません。
10.4 点火コイルのコネクター部分の色は、白でなければなりません。
10.5 コイルは、ギアボックスカバーに2つの純正防震ゴムを介して取付けられていなければなりません。
シャーシ取り回しの関係上、正規の場所に付けることが出来ないときのみ、
強固な金属ステーにより純正位置の穴を使い最小の移動で取り付けることは許されます
10.6 ピックアップは、029600-0710の印が付けられていなければならず、2行目には、製造記号が記してあります。

ヒント:金属ボール(直径3-5mm)をピックアップのエンジン側に置いたとき、
金属ボールがピックアップの真ん中で止まらなければなりません。
10.7 点火プラグ:DENSO IW24、27、29、31、34 国内では、プラグの制限はありません。DENSO IW 推奨
10.8 プラグキャップには、“NGK TB05EMA”のマークがなければなりません。
10.9 下記のバッテリーを使用しなければなりません。
FIAMM-GS FG20651、FG20722、FGHL20722、FGH20902、YUASA YT7B-BS、GS YUASA YT7B-BS、ROTAX RX7-12B

10.10 バッテリーは、純正のバッテリークランプ、バッテリーカバー(イラスト参照)を使いシャーシに
少なくとも2つのネジを使い取り付けられていなければなりません。
その位置に関しては自由とします。
RM1では、左側のラジエターの前に純正のバッテリークランプとカバーを使用して取り付けられなければなりません。
10.11 バッテリーは、イラストに示される(Version1又は、Version2)全ての部品を使用して取り付けられなければなりません。
10.12 アース線について
アース線の長さは、15cm以内の物とし、最大2本まで許可されます。
但し、写真のようにイグニッションとギアボックスカバーを結ぶ物のみとし、それ以外は一切禁止します。

以下は、禁止の例です
・バッテリーからエンジンへのアーシング
・イグニッションから直接ヘッドカバー、並びにシリンダーへのアーシング
排気バルブ 11.1 製造者より供給された物の未改造品のみ許されます。
スプリングは、取り付けられていなければなりません。
11.2 排気バルブの長さは、36.5mm +0.2/-0.3mm 以内です。
11.3 カラーの幅は、4.8mm±0.3mm 以内です。
バランスギア 12.1 バランスドライブギアは、クランクシャフトに取付けられていなければなりません。
12.2 バランスギアは、プライマリーシャフトにリペアマニュアルに指示してある方向に
取付けられていなければなりません。
12.3 バランスギアのフライウェイトは、表面が鋳造面でなければなりません(旧型のみ)。
旧型
12.4 バランスギアのフライウェイトは、表面が機械加工となります(新型のみ)。
新型

12.5 寸法A(バランスウェイトの最大幅)は、53mm±0.5 又は 57mm±0.5 でなければなりません。
バランスギア(新型に限る)のベアリング込みの乾燥重量は、240g以下であってはなりません。
遠心クラッチ 13.1.1 乾式遠心クラッチ、最大4,000回転で繋がる、
つまり最大4,000回転で手助け無しにカート(ドライバー無し)が、動き始めなければなりません。
製造者より供給された物の未改造品のみ許されます。
旧型クラッチ
13.1.2 新型クラッチ

プライマリードライブ 14.1 以下に記載してあるギアレシオの純正プライマリードライブギアを使用しなければなりません。
2008年は、Std(35x62)のみ使用可
Driveギア Drivenギア
32 ショート
コース
65
33 64
34 63
35 Std 62
36
ロング
コース
61
37 60
38 59
14.2 ギアレシオについては、各レース毎に"Supplementary Regulation"が提示されます。
ギアシフト 15.1 2速ギアは、ハンドルに取付けられた純正のシフトパドル(23)を介して
2本のケーブル(No.6+No.7)で操作されなければなりません。
15.2 純正のシフトパドルをハンドルに合わせて切断したりパッドを追加したりすることは、許可されます。
15.3 純正のステアリングハブ(27)を使用しなければなりません。
インテークサイレンサー 16.1 洗浄可能なエアフィルターを装備したインテークサイレンサーは、
以下に示す全ての部品が使用されていなければなりません。
16.2 インテークサイレンサーケース内側にパーツ番号225012が記してあります。
16.3 インテークサイレンサーカバー内側にパーツ番号225022が記してあります。
16.4 エアフィルターには、パーツ番号225052が記してあります。
16.5 エアフィルターは、インテークサイレンサーケースとインテークサイレンサーカバーの間に
インテークサイレンサーケースが全て覆われるように組み付けられていなければなりません。

16.6 ウェットの場合は、インテークサイレンサー上部を粘着テープを使用して密閉することは、許可されます。
キャブレター 17.1 DELL’ORTOキャブレター
17.2 キャブレター本体に“VHSB34”の型取り
17.3 キャブレター本体に"QD"又は、"QS"のスタンプ
17.4 口径内面は完全に鋳造面
17.5 ニードルジェットに“FN266”のスタンプ
17.6 キャブレタースライドにサイズ”40”のスタンプがなければなりません更にスライドの底面は鋳造面です。
17.7 ジェットニードルに"K98"のスタンプ
17.8 フロートは、”gr3.6”のマーク
アイドルジェットには、”60”のスタンプ
アイドルジェットインサートには、”60”のスタンプ
17.9 スタートジェットには、”60”のスタンプ
17.10 キャブレターアジャストネジのセッティングは自由
17.11 160番以下及び200番以上のメインジェットは、ROTAXからは推奨されません。
17.12 160番以下及び200番以上のメインジェットは、ROTAXより供給されないが、許可されます。
17.13 最小メインジェットサイズが各レースにより指定されることもあります。
メインジェットの最小値は、各レース毎に"Supplementary Regulation"が提示されます。
燃料ポンプ 18.1 純正ダイアフラムポンプ(グレイ又は、黒色)が、2つの純正防振ゴムを介してシャーシか
エンジンに取付けられていなければなりません。
ROTAX純正Mikuni燃料ポンプ(ROTAX部品番号 994483)も使用できます。
18.2 燃料ポンプの中心が、キャブレターの中心より高い位置にあってはなりません。
燃料フィルター 19.1 燃料フィルターの種類/取付位置ともに自由とします。
ラジエター 20.1 図に示す単層アルミラジエター
20.2 ラジエター上部に"ROTAX"のスタンプ
20.3 冷却面:高さ=284mm、幅=202mm
20.4 ラジエター厚:32mm
20.5 ラジエターは、シート横、進行方向左に取付けられなければなりません。
20.6 ラジエターキャップを含むラジエターの最も高い位置は、シャーシメインチューブから400mm以内でなければなりません。
20.7 一切の追加冷却装置は禁止とする。
温度調整する為にラジエターにテープを貼り付けることを認める。 但し、テープを貼り付ける場合、テープが剥がれないように必ず一巻以上すること。
また、シャッターカバー(温度調整用カバー)の取付も認める。 但し、危険な構造であってはならず、堅固に固定されていなければならない。
コース/主催者によって異なる場合があります、詳しくは、主催者/コースへお問い合わせください。
20.8 シリンダーヘッドカバーからサーモスタットを取り外すことは、許可されます。

ラジエター液 21.1 グリコール系不凍液は不可
添加物を含まない水のみ使用しなければなりません。
排気系 22.1 ROTAXから供給された物でなければならず、消音装置の消音部材を交換する以外改造することは出来ません。
消音部材を交換する時は、リベットに換え強固にネジ止めしなければなりません。
22.2 標準のエキゾーストソケットを使わなければなりません。
22.3 消音部以降の排気パイプは、下図のようです。
22.4 エンドキャップ穴サイズ(5):19.6mm±0.2mm
22.5 1つの純正消音マットのみ使用することが、許可されます。
22.6 騒音を低減するための特別な器具を追加する以外は改造不可です。
22.7 フランジ部より50mmの部分上部に排気温度センサー用のソケットを溶接することは、許可されます。
22.8 最大で4個のROTAX純正チャンバースプリングを使用することは、許可されます。
(フランジ部分にワイヤーを使用することは、許可されません。)
排気音 23.1 排気音が94dB(A)を越えたとき、消音マットをROTAX純正のスペアパーツと交換しなければなりません。
23.2 排気音測定手順
*測定場所は、コース上のエンジンが最高負荷を出している場所、
回転数でいえば11,000から12,000回転の場所でなければなりません。
*集音部は、コース面から1mの高さでコースに対して直角に設置されなければなりません。
*集音部とカートの距離はコース上の理論上のラインで7.5mでなければなりません。
*カートは、コース上の理論上のラインで最高負荷を駆けていなくてはなりません。